上ノ国町中心街から木古内方面へ向かって約16km。
木古内と江差の間にはかつて江差線が走っていて湯ノ岱地区にも駅はありました。
温泉は湯ノ岱駅から10分ほど歩く距離でしたが、路線バスになってからは全便湯ノ岱温泉を経由するようになったので公共交通機関でもアクセスしやすくなりました。
山間の湯ノ岱地区にあるひっそりとした温泉ですが、北海道では珍しい天然の源泉かけ流しの炭酸泉の温泉を楽しむことができますよ。
ファンも多い道南の秘湯
函館から江差へはかつての鉄道ルートの木古内・上ノ国ルートよりも厚沢部周りの方が近いため、湯ノ岱地区をわざわざ通って行く必要がないのでなかなか訪れないマニアックなスポット。
ですが、お湯の良さは道南トップクラスの湯ノ岱温泉。
床や浴槽が鍾乳洞のようになっているのでまさに温泉成分が濃い証ですね。
休日は遠方から湯ノ岱温泉までやってくる温泉ファンも多いようです。
浴室は全部で3つ
静かな山あいの清流“天の川”のほとりにある湯ノ岱温泉。
露天風呂はありませんが、温度が異なる内湯がそれぞれ3種類あります。
炭酸泉と、鉄分豊富な塩化物泉の2つ楽しめます。
源泉温度が低いため温度が高い浴槽は沸かしていますが、天然かけ流しの温泉が使用されています。
ぬるめなので長くゆっくりと天然温泉を楽しむことができますね。
一番熱いお湯は42度
入口に一番近い浴槽が一番温度の高い42度のお湯です。
函館周辺の温泉では42度はぬるい部類で、46度や48度といったとんでもない温度のお湯もあるのでここは比較的普通の温度です。
同じ上ノ国町内にある花園温泉はかなり熱いので、熱い温泉が好きな人は花園温泉へ行ってみるのもオススメですね。
炭酸泉は38度
真ん中にある浴槽は38度。
このお湯が天然の炭酸泉でじっとしていると体に気泡がたまります。
長湯してものぼせない程度の程よい温度なので、長くゆったり浸かって身体を癒すのに最適ですね。
ジャグジーは35度
一番端っこにある小さなジャグジーの浴槽は35度。
温水プールのような温度なので熱くなってのぼせた時に最適です。
温泉成分が濃く神経痛などに効果がある温泉なのでゆっくり浸かって身体を癒しましょう。
湯ノ岱温泉には、シャンプーやボディーソープの備え付けがないため持参する必要があります。
湯ノ岱地区にはお店がなく、上ノ国町内にはドラッグストアもないので、木古内町や江差町で調達するのがよいでしょう。
■湯ノ岱温泉
【住所】北海道檜山郡上ノ国町湯ノ岱517-5
【アクセス】木古内駅から函館バス江差行きに乗車し、湯ノ岱温泉で下車(1日6本)
【入浴料金】350円
【営業時間】10:00~21:00(11~4月は20時まで)
【定休日】第1・第3月曜日、年末年始
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話