函館で山といえば夜景で有名な函館山が有名ですが、同じ函館市内(合併したので函館市となった所ですが…)で野生の馬に出会える山があります。
場所は函館駅から20kmほど東へ進んだ旧戸井町内にある汐首山。
全行程舗装されたアスファルトの道を進むだけのお手軽登山ですが、お手軽な山にしては景色もよく野生の馬にも出会えるところです。
場所がわかりにくい
汐首山は道南の霊場“恵山”へと向かう国道278号線沿いの旧戸井町内にあります。
登るのは簡単な汐首山ですが、案内表示が一切ないため地元民でないと登山口がどこにあるのかがわかりにくいのが難点です。
この辺りでは最後のセイコーマートとなるセイコーマート函館小安店を過ぎたあたりから馬出没注意の看板が出てきます。
潮寿荘という老人ホームを過ぎた先、2本目の右へ曲がる道を曲がったところが登山口です。
全行程アスファルト
汐首山の頂上には電波塔があり、管理するための道路が山頂まであるため全区間アスファルトです。
管理用の道のため一般車は通行できないので山頂までは登山となりますが、ゆっくり歩いても1時間程度なので普通に歩ける人ならば簡単に山頂まで行けてしまいます。
海岸線と函館山を一望
函館の下の方にある海岸なので下海岸と呼ばれているこのあたりのエリア。
標高の低い山ながら下海岸の海岸線が函館山まで見える絶景のロケーションです。
この辺りはちょうど函館空港へ離着陸する飛行機の往来もあり、時間帯によっては空港へと着陸する飛行機も見えるかもしれませんよ。
1時間ほどで山頂へ
汐首山の山頂までは登山口から約3km。
山頂付近までは山道のようにカーブが続くところを歩きますが、最後の山頂までは一直線で登っていきます。
木々もなくなりあたりに草原が広がるエリアに入れば野生の馬にも出会えるところになります。
午前中よりも午後の方が出会える確率が高いですね。
野生の馬発見!
山頂手前の草原で馬を発見できなかったためこの日は出会えないかと思いきや、山頂より先のところに1頭馬がいました。
多いときは10頭以上いることもあるようですよ。
この辺りは雪もそれほど積もらず、冬眠もしないので晴れた日ならば冬でも会えるチャンスはあるようです。
人懐っこい馬
馬は臆病な生き物なので人が近づくと逃げるのかと思いきや、本日いた馬はこちらへと近づいてきてかなり接近できました。
登山者も多いのでこのあたりの馬はかなり人馴れをしていますが、あまり追い回したりしないようにしましょう。
通年出会うことができますが、9~10月ごろが気持ちのいい天気で空気も澄んでいるのでたくさんの馬たちがいるようです。
馬に出会えなくてもこの辺りは本州と北海道が最も接近しているエリア。
対岸に間近に見える下北半島と函館下海岸の風景も一望できる低山ながら絶景が楽しめる山ですよ。
■汐首山
【住所】北海道函館市汐首町
【アクセス】JR函館駅から函館バス[91][91A][91B]に乗車し、下釜谷で下車(1日11本)
【登頂時間】登り1時間、下り30分
【登山時期】1月、2月は雪がありますが通年登れます
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話