富士山のような〇〇富士という山は全国各地に存在します。
北海道内でも蝦夷富士(羊蹄山)や利尻富士(利尻山)といった山が有名ですが、石狩市にある黄金山も浜益富士と呼ばれまさに見た目は富士山そのもの。
1時間30分ほどで登頂できるお手軽な山ながらも本格的な登山ができるのでとても人気がある山です。
札幌のお隣石狩市にある山なので札幌から近そうに見えますが、石狩市は厚田村と浜益村を吸収合併したためとても南北に長い自治体となってしまいました。
この黄金山は石狩市街地(札幌市北区に近い辺り)から67kmも離れているため札幌から結構遠いです。
登山口まで札幌から2時間
札幌から北へ80km、登山口まで車で2時間かかる黄金山。
結構遠い所にある山ながらもアドベンチャーに富んだ山なので人気があります。
週末には多くの人が訪れるため駐車場にはたくさんの車が停まっています。
未舗装林道の終点にある登山口ですが、駐車スペースがかなり広く取っているため満車で駐車できないということはまずありません。
序盤は緩い登山道
登山口から山頂までは1.8kmと非常に短く、山頂まで2時間もかかりません。
登山行程のうち半分近くが緩い登り道のため実質登るのは1kmくらいです。
この山の醍醐味は後半部分にあります。
まず途中で旧道と新道の分岐点がありますが、旧道はとってもアドベンチャーな道なので登山初心者は行かない方がよいでしょう。
また下りよりも上りに向いているので行きは旧道、帰りは新道という縦走がお勧めです。
旧道は道が悪い
石狩市のHPでも旧道はあまりお勧めしていません。
その理由は道が非常に悪く、急斜面を登る所が多いためです。
とはいえ登山中級者以上はこの斜面を登っていくのが楽しいためこの道を選ぶ人が多いです。
ロープを使って斜面を登っていくのはまさにアドベンチャーです。
一部滑落したら大けがしてしまう崖などもあるので慎重に登る必要があります。
一方通行ではないためごくまれに下りで利用する人がいますが、下りは上り以上に危険なのでやめましょう。
新道もワイルドな道
とはいえ新道の方も初心者向けとは思えないワイルドな道です。
旧道より道が整備されており登山道も広めとなっているため歩きやすいですが、ロープを駆使して登っていくところが何か所かあるワイルドな道が楽しめます。
新道の方がしっかりとした登山道のため滑落の心配が低く安心して登ることができますよ。
短距離なので初心者向けの山として紹介されていることが多い黄金山ですが、初心者の単独登山はお勧めできません。
山頂までは1時間30分
登山口から2kmもないため1時間30分ほどで登頂できます(慣れている人ならば1時間かかりません)。
時間と距離だけで見ると初心者向けの低山のように思えますが、新道・旧道どちらもロープを使った急斜面を登るような箇所もあるため決して初心者向けの山とは言えない本格的な山です。
ある程度登山に慣れている人ならば変化に富んだアクティビティ満載の山を気軽に登れるということで人気です。
見晴らしのいい山頂
岩場の多い開放的な山頂。
晴れている日ならば札幌市の手稲山や小樽方面まで綺麗に見ることができます。
岩場の上にポツンとある山頂なので、写真の撮り方によってものすごい場所に立っているそんなフォトジェニック的な写真も撮影できます。
そんな点も黄金山が人気の理由の一つですね。
登山後に温泉でひとやすみ
黄金山は登山口から近い場所に浜益温泉があります。
この辺りでは数少ない天然温泉ということもあり地元の人にも人気の温泉です。
泉質は弱アルカリ性低張性温泉で神経痛や筋肉痛に効果がある温泉なので登山後に最適なお湯で、露天ぶろやジャグジーもあるのでゆったりくつろぐことができますよ。
■黄金山(浜益富士)
【住所】北海道石狩市浜益区実田
【アクセス】JR滝川駅から滝川浜益乗合自動車に乗車し、実田で下車(1日1本)
※滝川発が午後、浜益発が午前の為公共交通機関を利用しての日帰りはできません
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話