宗谷地方南部にある旧歌登町。
北海道民でもその地名を知る人が少ないかなりマイナーな自治体ですが、ここ数年タイ人の団体ツアー客に人気が出ている“うたのぼりグリーンパーク”。
雪が降らないタイではとても珍しいので、北海道観光は憧れのようで、うたのぼりグリーンパークではそんなタイ人をおもてなすことで人気のホテルとなってようです。
そんな“うたのぼりグリーンパーク”には温泉があり日帰り入浴することができます。
広々とした浴室
うたのぼりグリーンパークの浴室は内湯のみですが、大きななどガラスの向こう側に緑豊かな森が広がるとてもリラックスした空間が楽しめます。
源泉100%、加温と加水した温泉、薬湯、水風呂、サウナとあります。
温度はそれほど高く設定されていないのでのんびりと入ることができますよ。
炭酸成分が濃い源泉風呂
広々とした浴槽は加温と加水した温泉ですが、その隣にある小さな浴槽は100%天然かけ流しの温泉です。
気泡がたっぷりと肌につく濃い目の炭酸泉は、皮膚の老廃物を除去してくれる美肌の湯です。
ただ源泉の温度が低いため源泉風呂はかなり冷たいので要注意です。
蛇口があって飲めそうですが、飲泉はできません。
ただ飲んでも鉄の味が非常に強いためあまり美味しくないですよ。
土日の夕方のみ営業の幻の温泉
うたのぼりグリーンパークの隣には朝倉温泉があります。
朝倉温泉の源泉がうたのぼりグリーパークへと提供されているのですが、加温はしていますが加水や塩素消毒は一切していない源泉そのもののお湯を堪能することができます。
ただ営業が土日の夕方のみのため訪れるのが厄介なところですが、秘湯好きな方には非常に有名なところで、夏は遠い歌登の地までやってくる本州のライダーも多いようです。
ここにもある毛カニガチャ
道の駅マリーンアイランド岡島にある毛ガニガチャはうたのぼりグリーンパークにもあります。
ただあたり確率が高いときに行ったのに2回回しても毛ガニ出ませんでした。
道の駅の方が当たる確率が高いのでしょうか？
かつて走っていた気動車も展示
山に囲まれた小さな内陸の町ですが、かつて歌登町には中頓別町の小頓別地区から歌登市街地までの間を歌登町営軌道が運行していました。
非常に高額で時間もかかり住民には不評だったようですが、周辺道路が整備されていなかったためしぶしぶ乗車していたという曰く付きの鉄道だったようです。
その後道路が整備されバスが開通したため廃業となり、その時使用していた気動車が展示されています。
夏の稚内市内のホテルはあまり綺麗でないところでも結構な金額がするところが多いです。
稚内市内から少し遠いですが、うたのぼりグリーンパークは天然温泉がありながら素泊まりなら3000円以下で泊まれることもあるとってもリーズナブルなホテルですよ。
■うたのぼりグリーンパーク
【住所】北海道枝幸郡枝幸町歌登辺毛内
【アクセス】公共交通機関はありません
※歌登町市街地から福祉バスの運行があるようですが詳細は不明です
歌登市街地からグリーンパークまでは8km
【営業時間】10：00～22：00
【入浴料】410円
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています（笑）
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま～に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ：北海道よりみち話
