「旧絵鞆小学校」白鳥大橋の近くにある美しいツイン円形校舎

室蘭市というと北海道有数の工業地帯で、近年工場夜景が室蘭市の観光スポットになっています。

かつては人口も20万人以上いて札幌市よりも人口密度の多い町でした。

そんな室蘭市も現在はかつての人口の半分以下にまで減ってしまい、学校の統廃合が進んでいます。

円形校舎がすばらしかった絵鞆小学校も2015年に廃校となってしまいました。

当初は取り壊しの予定でしたが、貴重な建築遺産を残すため市民団体のクラウドファンディングによって当面の補修費用を集めることができたため、現在は保管することとなっています。

祝津公園展望台からも見える

白鳥大橋も見渡せる室蘭市のビュースポット“祝津公園展望台”からも見えます。

大半の人が白鳥大橋と白鳥湾に注目が行くため、円形校舎の存在は全くわからないかもしれません。

ツイン円形校舎の絵鞆岬側の校舎が写真のように見えます。

ここだと一つしか見えないですが、ここよりもっと綺麗に見えるスポットもあります。

山頂まで500mの鍋島山

絵鞆小学校の円形校舎が一番綺麗に見えるのが鍋島山です。

ちょうど絵鞆小学校の裏にあたるので、二つの円形校舎を見ることができます。

登山口は絵鞆小学校と合併してできたみなと小学校付近にあります。

山頂まではわずか500mですが、あまり登山道として整備されていないため、ちゃんとした靴でないとひどい目にあうので注意してください。

絵鞆小学校も綺麗ですが、鍋島山は白鳥大橋のループも綺麗に見えてお勧めです。

上から見える二つの校舎

現在北海道内に残っている円形校舎は、小樽・石狩・室蘭・美唄・幌加内の5つだけ。

そのうち現役なのは石狩のみで、他は廃校になっています。

5つある円形校舎ですが、上から綺麗に見えるのは室蘭市のみです。

現在、幌加内町は公共施設になっているので立ち入りできますが、廃校となった小樽・室蘭・美唄は内部の立入ができません。

室蘭市では、貴重な円形校舎を何かに利用できないか模索中の様です。

独特なフォルムをした円形校舎の中を散策できる施設が室蘭市の観光の目玉になればいいですね。

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