長引く新型コロナウイルス感染拡大で、生活に様々な影響が生じ、不安・ストレスを感じていることと思います。
そんな中、心が「ホッ」と温かくなるようなひと品を見つけたので紹介しますね。
小樽和菓子工房游菓(ゆうか)
そこはJR小樽駅から観光名所の小樽運河に向かう途中にあり、約徒歩10分。
黒塗り和風2階建て建物。
藍染風の暖簾がかかった風情ある外観で「小樽和菓子工房游菓(ゆうか)」という和菓子専門店です。
小樽和菓子工房游菓(ゆうか)外観
小樽の全盛期時代に呉服商だった旧塚本商店小樽市店として建てられたものです。
その後、丸一の称号が今も大看板に残っている「後藤商店」になりました。
小樽市の歴史的建造物に指定され、建物には游菓さんはじめ、お蕎麦屋さん・カフェも入っており、どのお店も気になります!
「小樽和菓子工房游菓(ゆうか)」 店内
板の間にこじんまりとした空間、目の前にショーケースがあり、そこにはずらりと和菓子が並んでいます。
歴史的建造物の雰囲気を壊さないよう元からあった内装を活かしたような造り、とても趣きがあります!
人気NO.1!どら焼き
游菓さんに来たらまず味わいたいのが和菓子の王道「どら焼き」
生地には小樽地鶏の卵を使用、ふっくらしっとりとした食感が十勝産粒あんとよく合います。
お店の名前が焼き印されているのがポイント!
游菓さんオリジナル「アマビエどら焼き」
今回1番紹介したいのが「アマビエどら焼き」それは新聞や雑誌にのるほど話題の商品!
アマビエって知っていますか?
それは江戸時代の妖怪で、疫病退散にご利益があるという伝説があります。
長い髪とくちばしのような口、体にはウロコ、3本の足というなんとも奇妙な姿は1度見たら忘れない!?
このアマビエをイラスト化した可愛らしい「アマビエどら焼き」
表面にはアマビエのキャラクター、裏面には「疫病退散」「無病息災」のいずれかが刻印されています!
新型コロナウイルスの一刻も早い終息を願い、店主さんがひとつひとつ心を込めて作った作品とのことです。
見た目も可愛い「フルーツ大福」
游菓さんには名物どら焼きをはじめ、フルーツ大福など多彩な手作りの和菓子があり、ショーケースに並ぶ数々の和菓子をみていたら目移りします!
中でもフルーツ大福は人気!
イチゴ・パイン・ミカン・シャインマスカットの4種類。
お店の外に掲げられる旗の印象が強く「冷凍みかん大福」と「シャインマスカット大福」をいただきました!
冷凍みかん大福
冷凍されたミカンが丸ごと求肥で包まれ、求肥の甘みとミカンの酸味のバランスがバッチリ!
凍らせてシャリシャリ、全解凍でジューシーに。
オススメは半解凍ですよ!
シャインマスカット大福
ひと房何千円もするマスカットの粒を求肥の中に閉じ込めた贅沢なシャインマスカット大福。
甘い求肥と甘酸っぱい歯ごたえのあるシャインマスカットの相性はバツグン!
※求肥(ぎゅうひ)とは
求肥とは和菓子の材料のひとつで、白玉粉または飴粉に水飴や砂糖を加え練り上げたものです。
溶けないアイス!?
他にも気になる和菓子がたくさん!
後日再び行き「溶けないアイス」をいただきました。
味はパイン・ミカン・イチゴの3種類。
なぜ溶けない?
それは寒天と葛粉でできているからです。
寒天は1度固まると70℃になるまで溶けないので、室温で溶けることはほぼないのです。
そのため外の氷は溶けても、中は解けません。
外はシャリシャリ、中はプルップル、やみつきになる食感です!
ひとつひとつ丁寧に作られた和菓子の数々!
繊細な和菓子を見ていると、心優しい店主さんの「1日も早く平穏な毎日が訪れますように」という気持ちが伝わる和菓子店です。
【お店情報】
小樽和菓子工房游菓(ゆうか)
住所:北海道小樽市色内1-6-27
後藤商店1F
TEL:0134-55-5747
アクセス:JR函館本線小樽より約徒歩10分
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日
駐車場:なし
この記事を書いた人:ezo-tabi