1898年に宗谷本線が永山から蘭留間を開通した時にできたとても歴史のある駅。
半濁点音で始まるJRの駅では日本で唯一です。(私鉄には大阪メトロにポートタウン西駅とポートタウン東駅があります)
そんな比布駅が一躍メジャーになったのは、1980年に女優樹木希林さんが出ていたピップエレキバンのCMです。
大阪が本社のピップ社がまさか北海道に同じ名前の地名があるとは夢にも思わなかったでしょうね。
今もピップエレキバンのおかげでその地名は認知度が高い比布駅。
実際どんなところなのか少し紹介します。
比布駅は旭川近郊区間
比布駅は旭川から6駅目(快速なら3駅目)にある旭川近郊の駅です。
旭川から比布までは20分程度で、この辺りは1時間に1本程度はあるので利用がしやすい所です。
ちなみに両隣の南比布駅と北比布駅は田んぼの中にポツンと駅舎だけがある秘境駅っぽいところです(普通列車も一部通過してしまいます)。
駅前には若かりし日の樹木希林さんと、ピップエレキバンの社長の顔はめパネルがあったりもします。
樹木希林さんのコーナーも
ピップエレキバンのCMに出演したことから、比布町と交流があった樹木希林さん。
残念ながら2018年9月に亡くなってしまいましたが、比布駅構内には樹木希林さんのコーナーがあり新駅舎完成時に寄せられた色紙や、CM撮影当時の写真などがあります。
樹木希林さんはプライベートでも比布駅を訪れたこともあったそうですよ。
駅前にポケふたも
比布駅前にはポケモンとコラボしたデザインマンホール“ポケふた”も設置してあります。
案内看板はありませんが小さな駅前なのですぐ見つかると思います。
マンホールは、冬季は雪で埋もれてしまいますが、比布駅のポケふたは屋根がついて冬でもその姿を見ることができますよ。
新駅舎完成時にカフェを併設
2010年前駅舎内には喫茶店がありましたが、喫茶店閉店後は6年間何もない駅となっていました。
新駅舎が完成した2016年4月1日に交流スペースを兼ねた“ピピカフェ比布駅”がオープンしました。
ピピカフェはカフェのみならず、比布町の物産品や比布駅のオリジナルグッズなども販売しています。
ランチの名物はいくら丼?
定休日以外の11時30分から13時30分の間はランチタイムとなり、食事を楽しむことができます。
比布町で獲れた食材を使用して作られるどんぶり系のメニューが充実していますが、ちょっと目を引くのが内陸の町なのになぜかいくら丼推し。
実はぴっぷスキー場近くに養鱒場があり、比布で獲れたマスの子を使ったいくら丼をピピカフェではランチタイムのみ提供しています。
鱒の子なので鮭よりも若干小ぶりですが、イクラ独特なぷちぷちな食感は鮭と変わらず美味しく食べられます。
ピピカフェのいくら丼は1,000円以下で食べられるという点も魅力的ですね。
■ピピカフェ
【住所】北海道上川郡比布町西町2
【営業時間】10:00~19:00(ランチタイムは11:30~13:30)
【定休日】火曜日
【アクセス】JR比布駅構内
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話