支笏湖には岩場が苔に覆われた苔の洞門という絶景スポットがありました。
大雨の土砂崩れによって10年以上前から立ち入り禁止となり、見ることができなくなっていました。
あの緑色に覆われた光景は二度と見られないと思っていましたが、支笏湖周辺には苔の洞門と同じような光景が見られるスポットがもう一つあることが、登山者の間で話題になっています。
今回は苔の洞門に変わる新たな苔スポット「苔の回廊」を紹介します。
入口は紋別橋です
苔の回廊はモーラップキャンプ場から1.7km先にある紋別橋が入口です。
楓沢と書いてあるプレートが目印なので見落とさないようにしましょう。
観光地として解放されていないため専用駐車場はなく、紋別橋付近に数台駐車出来るだけなのですぐに満車になります。
満車の場合はモーラップキャンプ場から歩いていくことになります。
目的地までは沢を登って行きます
紋別橋をおりて楓沢を登って行きます。
沢と名前がついていますが、大雨が降らない限り水は全くなく普通に歩けます。
ところどころ倒木がありますが簡単にまたいだり潜ったりできるため、特に危険なところはありません。
ピンクテープも貼っているので迷うこともありません。
苔むした岩場までは15分
楓沢を進んでいくと徐々に道幅が狭くなり、左右に苔むした岩場が出てきます。
ほぼフラットな道を15分ほど進むとこのような光景になり、ここから先は苔の洞門と同じ緑に覆われた美しい道へと変わっていきます。
緑美しい苔の回廊
どんどん奥へ進んでいくと、両サイドの岸壁にびっしりと苔が生えた光景が楽しめます。
ここが苔の洞門に変わるスポット「苔の回廊」です。
氷濤まつりの再現でしか見ることができなかった一面緑の異次元な空間を、再び見られるようになりました。
訪れる際は運動靴で
苔の回廊は第一回廊と第二回廊があります。
回廊への道は一部岩場を登らないといけない箇所があるので、運動靴でおとずれることをおすすめします。
第一回廊よりも第二回廊の方が岩が大きく見ごたえはありますが、自信がない人は第一回廊まででも充分苔の道を堪能できますよ。
■苔の回廊
【住所】北海道千歳市モラップ
※国道276号を大滝方面に向かいモーラップキャンプ場から1.7kmのところが紋別橋です
【交通】公共交通機関では行けません。
※登山に自信がない人は支笏湖ビジターセンター主催のツアーもあります。
この記事を書いた人:コイチ