天人峡の羽衣の滝遊歩道は、2013年5月以来大規模な土砂崩れにより、通行止めとなっていました。
国立公園のためなかなか復旧ができず、このまま二度と通れないと思っていましたが、2018年6月11日から5年ぶりに遊歩道が復活しました。
これまではトムラウシ山への登山道の途中にある滝見台から見られましたが、急斜面が続く本格的な登山道なため手軽に行くことができず、観光の足が遠ざかっていました。
天人閣から先が天人峡への遊歩道です。
滝までは500mの道のりで、ほぼ平坦な道を川沿いに進みながら行くことができます。
秋の紅葉スーズンは山の木々が紅葉しており、とても綺麗なところです。
土砂崩れで通行止めだったのを感じさせないくらい綺麗に整備されています。
羽衣の滝から流れた沢を渡る橋が新しく作られていました。
この橋を渡ると羽衣の滝はすぐそこです。
登山道を歩くよりも容易に見ることができます。
天人閣から10分も歩けば滝に到着します。
山から見下ろす滝見台と異なり、滝を近くに感じることができます。
ここからでも十分落差を感じることができますが、滝の高さを感じるには少し苦労しますが、登山道の途中にある滝見台から見ることもおすすめします。
通常はここで終了ですが、ここから先続く敷島の滝遊歩道も復活していました。
ただしここまでの道と異なり、長い時間放置されていたためやや荒れています。
登山慣れしている人には問題ありませんが、ほとんど山に登らない人はやめたほうが良いです。
羽衣の滝遊歩道が閉鎖されていたときは、紅葉シーズンでも数人しかおらず、駐車場もガラガラでしたが、遊歩道が復活したことにより多くの観光客が増えていました。
夏は東川町がバスを運行していましたが、秋の運行はありませんでした。
路線バスが廃止になったままのため、交通アクセスがまだ悪く気軽にいけないですが、天人閣の日帰り温泉を利用して旭川からの送迎バスを利用するという裏技があります。
大雪山系の温泉では一番泉質がよく、散策だけでなく温泉も一緒に入ることをおすすめします。
■天人峡羽衣の滝
【住所】北海道上川郡東川町天人峡温泉
【アクセス】JR旭川駅から旭川電気軌道バス「旭岳」行きに乗車し、「国立公園入口」で下車です。
バス停から天人峡までは7kmあります(1日4本)
【紅葉の見頃】10月上旬から中旬
※天人閣の無料送迎バス(事前予約制)
旭川発11:30、17:30 天人峡発10:00、16:00
日帰り客用は旭川発11時30分、天人峡発16時が便利です。
この記事を書いた人:コイチ