女那川交差点から国道278号線を離れ旧道へ入っていくと、日浦海岸を走る道となります。
途中までは漁港や集落があり町になっていますが、途中から集落もなくなりとても狭い道路になります。
この狭い道に小型のマイクロバスではなく普通の車体の路線バスが、6時から19時までの間1時間に1本程度やってきます。
豊浦の集落が終わると柱状節理の奇岩が連なる海岸線へと入っていきます。
国道の方が道がよいためほとんど車も来ませんので、ゆっくり走って海岸を堪能できます。
ただし運悪く対向車線から路線バスが来てしまうと退避が難しそうです。
海岸を堪能したい場合は集落内にあるバス停(豊浦または日浦)の時刻を確認しておくと良いと思います。
慎重に走らないと事故にもつながるきつい道ですが、景色はとても綺麗なので恵山方面に行った際には立ち寄りたいところです。
ただし免許取り立ての人は道が険しいので、行かない方がいいと思います。
海岸線からは日浦岬が見えます。
かつて日浦岬を通り戸井町まで続いていた日浦海岸道路も、現在日浦岬周辺は崩落してしまったため、車では行くことができません。
辛うじて人は通ることはできますが、崩壊が激しいためヘルメットなどちゃんとした装備が必要な、ちょっとしたアドベンチャーになります。
最後は岩盤を素掘りした7つのトンネルは、日浦洞門と呼ばれています。
ここは昭和4年に開通した古いトンネルで、昭和60年のサンタロトンネルが開通するまでは、国道278号線として使用されていました。
道幅やトンネルはとても狭いですが、函館と恵山を結ぶ路線バス運行している現役の道路です。
路線バスで恵山を訪れると、運転手さんの華麗なドライブテクニックが楽しめます。
■日浦海岸
【アクセス】JR函館駅から函館バス恵山御崎行きに乗車し、日浦で下車です。(1日8本)
※上日浦から豊浦の間で日浦海岸の狭路を走る区間になります。
この記事を書いた人:コイチ