1995年まで深川駅から幌加内町を通って名寄駅まで運行していた深名線がありました。
廃線から20年以上たち、人々の記憶からも消えかけていましたが、かつて深名線の天塩弥生駅があったところに国鉄時代の木造駅舎風の食堂兼宿がオープンしました。
独特なサービスがあることから度々テレビや雑誌などで紹介されています。
中は駅そのもの
名寄市街地から約7kmのところにある弥生地区にあります。
元鉄道員のオーナーが営んでいることもあり、内装にもこだわっていて駅そのものです。
食堂のレシートも切符のようになっていて記念にもなります。
色々な鉄道グッツも販売しているので、鉄道ファンには嬉しいかもしれません。
宿と食堂
食堂兼宿なので泊まることもできます。
部屋はドミトリー形式で、寝台車に見立てたベッドが旅の気分を盛り立てると思います。
毎月第二金曜日は地元のFMラジオに出演できるという変わったサービスもあります。
食事メニューは駅の伝言板みたいな感じに書かれています。
カレーや定食などもありますが、そば以外のメニューは不定期のため提供できないことも多いです。
手作りのこだわりの味
そば定食のそばは音威子府産です。
同じ村内ですが、咲来は通常の白い蕎麦、音威子府は黒いそばと異なる味が楽しめます。
おにぎりのお米は士別産のゆめぴりかを使用しています。
地元の素材を使った小鉢も美味しく、満足いく定食です。
昭和の懐かしい雰囲気の駅舎内でおいしいそば定食を食べに行ってみませんか?
■天塩弥生駅
【住所】北海道名寄市弥生166-4
【アクセス】JR名寄駅からJR北海道バス幌加内行きに乗車し、天塩弥生で下車(平日4本、土日3本)
【営業時間】11:00~14:00
【定休日】平日(土日のみ営業しています)
この記事を書いた人:コイチ