函館から車で2時間ほどの距離にある乙部町は日本海側の小さな町です。
派手な観光地はありませんが、国道229号線の海岸線を走ると、陸地が長年波風に浸食されて出来た「舘の岬」と呼ばれる白い断崖が続く岬があります。
遥か昔このあたりは海の底に有り、いくつもの地層が重なり合い、地殻変動によって陸地に姿を現しています。
長い年月をかけて侵食されたことにより今の姿になっています。
この白亜の断崖は別名「東洋のグランドキャニオン」ともよばれています。
乙部町市街地を抜けトンネルの手前に小さな駐車スペースがあり、館の岬を見学することができます。
駐車スペース以外からも館の岬を見ることができるのでいくつか紹介します。
まず一つ目は乙部漁港からの景色です。
少し離れると岬の全景が見え、小さく見える「おとべ」という文字もHOLLYWOODサインみたいな感じがして面白いです。
乙部漁港から少し離れた滝瀬海岸からの景色です。
滝瀬海岸にも館の岬と別の白い海岸がありオススメです。
乙部町へ訪れたら「くぐり岩」「シラフラ」と書いてある看板を見つけたら、案内にしたがって進んでみましょう。
くぐり岩をくぐると館の岬の絶景が見られます。
最後は乙部市街地から高台に登ったところにある宮の森公園から。
高さがあるため市街地から見るよりも綺麗に見えます。
桜の木があるので桜が咲く時期には桜と白い断崖が楽しめます。
函館から江差方面に行く場合は逆方向になるため、寄り道することが少ない乙部町ですが、断崖絶壁の絶景スポットがあり景色のいいところです。
厚沢部の交差点から5kmくらいなので、ちょっと寄り道するのもオススメです。
■館の岬
【アクセス】江差から函館バス八雲・熊石・大成行きに乗車し乙部で下車。(1日8本)
この記事を書いた人:コイチ