平成の大合併前は、北海道の町の中で最も人口が少ない自治体だった朝日町。
現在は士別市と合併し士別市朝日町となりました。
北海道民でも朝日町どこにある町?と言われてしまうくらいマイナーな町です。
そんな小さな朝日町ですが、日本で2か所しか提供していない世にも珍しいカフェライスというものを提供おり遠方から訪れるファンも多い喫茶店があります。
その名は『珈琲淹REFINED朝日店』。
もう一つのカフェライスは札幌市白石区
朝日店と書いてある通り、朝日町の他にも札幌市白石区にもお店はあります。
チェーン店のように思えますが、もともと白石にあるお店で働いていたオーナーが地元である朝日町に戻ってきて始めたので朝日店となっています。
そのためお店の名前だけが一緒でメニューも値段も白石店とは異なります。
白石店はカフェライスにするとプラス料金がかかりますが、朝日店は追加料金がかからず安く食べることができます。
カフェライスとは?
ここまで上げてきたカフェライス。
カフェで提供しているご飯という意味ではなく、何と水を一切使わずに珈琲で炊いたご飯のことで、白石区と朝日町以外では食べることができない珈琲淹オリジナル料理です。
ただ単に水の代わりに珈琲でご飯を炊いたという訳ではなく、ちゃんとご飯として食べられるように試行錯誤をして作られています。
かなり研究熱心なオーナーで、カフェライス以外にもラーメンにも力を入れており人気となっています。
優しい味わいのラーメン
珈琲淹ではかつてはメニューになかったラーメン。
地元の人の要望で追加メニューとなり、今では珈琲淹になくてはならないメニューになっています。
ラーメンは和だし醤油、カレー、豆乳味噌の3種類で、いずれも塩や油は控えめで体に優しい味わいとなっておりあっさりとした味付けです。
後からラー油や昆布茶を入れて味変をしたり、カフェライスをいれておじや風にして食べることもできます。
注文前にスープの味見ができるというのも初めて行くお店ではありがたいサービスですね。
ラーメンもカレーも食べたいという人向けに両方ついてくるセットメニューもありますよ。
メガ盛りダムカレー
朝日町内には巨大な岩尾内ダムがあります。
日本で4番目に長い天塩川水系にある重力式コンクリートダムで、高さ58mと20階建てのビルくらいの巨大なダムがそびえ立っています。
そんな岩尾内ダムを再現しているのがダムカレー。
北海道のローカル番組で一躍有名になったダムカードとダムカレーですが、珈琲淹にもその番組が来ておりメニュー表の隣に写真もありました。
岩尾内ダムは北海道内の中でもかなり大きいダムの為、ダムを再現するためにご飯の量が2合以上と非常にメガ盛りです。
何も入っていないように見えますが、カレーの底には玉子が入っています。
これは現在ダムの底に沈んでしまった似峡(にさま)という集落を表現するといった遊び心もあるカレーです。
水量が少なくなる10月頃に行くと岩尾内ダムの底に沈んだ集落跡が現れますよ。
あんこも絶品
カフェライス、ラーメン、そして珈琲淹で味わっておきたいのがあんこ。
士別市で育てられた小豆を使った手作りのあんこも人気があります。
自家製なので甘さは控えめで小豆本来の豆の味わいが楽しめ、豆が好きな人ならばきっとハマるそんな味わいです。
この自家製あんこをつかったあんこトーストというメニューがあるのですが、結構ボリュームあるのでご飯を食べた後のデザートとしてはかなりヘビーです。
そんな人向けに「アイスクリームあんこがけ」がお勧めですよ。
あんこが気に入った人はお土産で購入することもできます。
店頭販売だけかと思いきや通信販売もしており地方配送も可能となっています。
研究熱心なオーナーで日々新たな味を研究しています。
オーナーの人柄もよく気持ちよく過ごせるお店として小さな町ながらも多くの人に愛されているお店です。
■珈琲淹(こーひーえん)REFINED朝日店
【住所】北海道士別市朝日町中央3781
【アクセス】士別駅から士別軌道バス朝日行きに乗車し、終点で下車徒歩4分
【営業時間】11:00~14:30、17:00~19:00
【定休日】水曜日
【支払い】QRコード決済可
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話