流氷観光といえば紋別市のガリンコ号といった砕氷船に乗るのが一般的です。
オホーツク海を埋め尽くす流氷を上から見られる施設は非常に少なく、紋別市の“大山スカイタワー”、網走市の“流氷館”、そして今回紹介する雄武町の“道の駅おうむ”の3か所。
前者2か所は有料で海からも少し遠い場所にありますが、雄武町のスポットは無料で海からも近いところにありますよ。
旧国鉄興浜南線雄武駅跡に作られた
こちらの道の駅はかつて興部から雄武まで運行していた興浜南線の雄武駅跡地に作られています。
管内にはかつて走っていた興浜南線のミニ資料館があります。
興浜という名前から当初は興部から浜頓別まで運行予定でしたが、雄武から枝幸の間は開通することなく廃線となってしまった路線です。
現在はバス待合所も兼ねており乗り換えて稚内方面まで路線バスのみで行けますが、枝幸行きのバスが大幅に減ってしまったので稚内方面へのバス旅は難しくなってきました。
オホーツク名物の天ぷらかまぼこ
道の駅おうむには売店と軽食コーナーもありますが、冬季は営業していません(4月中旬~10月中旬のみ営業です)。
冬季に来た場合は道の駅内ではないですが、目の前にある出塚食品で雄武町名物の天ぷらかまぼこを買えます。
出塚のかまぼこって紋別なのでは?って思われるかもしれませんが、出塚食品の初代店主は紋別の出塚水産で3年間修業したのち、雄武町の地で創業しています。
同じ出塚という苗字なので出塚食品という名前ですが、紋別の出塚水産とは別のようです。
紋別の出塚水産のかまぼこよりも安く買うことができますよ。
無料の展望台
道の駅おうむの人気スポットは無料の展望台。
ビルの高さ7階分ある展望台で雄武町内が一望でき、目の前にオホーツク海の海が広がります。
下から見るとホタテ貝のように見えますが、ホタテ貝ではなく宇宙船をモチーフにしているようです。
雄武町を埋め尽くす流氷
展望台は通年営業していますが、ここを訪れるのに一番いい時期は流氷シーズン。
地平線までびっしりと流氷で埋め尽くされた雄武町の港はまさに白一色の銀世界です。
大山スカイタワーや流氷館よりも海が近い場所にあるため、流氷がより近くで見ることができますよ。
なによりも入場料がかからないというのもうれしい点なので、流氷がオホーツク海をびっしりと埋め尽くされているときにはぜひ訪れたい道の駅ですね。
■道の駅おうむ
【住所】北海道紋別郡雄武町雄武1885-23
【アクセス】紋別から北紋バス雄武行きに乗車し、終点で下車(1日5本)
【営業時間】8:00~20:00(夏季は21:00まで)
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話