雪が解けて最初に咲く湿生植物にエゾノリュウキンカがあります。
エゾノという名前からわかる通り北海道に多くある品種です。
本州で咲くリュウキンカよりも花が大きいです。
北海道の小川や湿地帯で良く生えていますが、せたな町北桧山区にある浮島公園はその数が多く見応えがあります。
今回はせたな町北桧山区にある浮島公園を紹介します。
1周20~30分の木道
浮島公園は面積3.3㎢のうぐい沼を中心に整備された公園です。
沼の周りには木道が用意され散策することができます。
1周20~30分ほどなので気軽に散策することができます。
エゾノリュウキンカが咲くエリアは入口と対岸にある沼の奥です。
10分ほど歩けば木道の周りは黄色い花でいっぱいになりますよ。
春の山野草が咲き乱れる
長い雪解けを待っていましたとばかりに、浮島公園の春は色々な花が一斉に咲きます。
まず水芭蕉が満開になり、その後エゾノリュウキンカ、ニリンソウ、エンレイソウ、タチツボスミレなどが咲いていきます。
水芭蕉が終わりかけたころにエゾノリュウキンカが満開になるため、水芭蕉の共演はちょっと難しいですが、他の花は同じ時期に見られるので色々な花が楽しめますよ。
野鳥もたくさんいます
花が沢山咲いているので下ばかり注目してしまいますが、浮島公園には野鳥もたくさんいます。
オオルリやクマゲラ(写真の鳥)といった貴重な鳥なども多く生息しています。
クマゲラはキューンという甲高い特徴的な鳴き声なので、聞こえたら上を注目してみてください。
札幌から函館方面に行く場合、遠回りになる日本海ルートを選ぶ人は少ないかもしれないですが、檜山地方はあまり知られていない穴場が豊富です。
浮島公園もその一つで、道南方面へ桜ドライブする際にはぜひ立ち寄りをお勧めするスポットですよ。
この記事を書いた人:コイチ