函館

“大船温泉上の湯・ひろめ荘” 世界遺産近くにある道南では珍しい乳白色の硫黄泉!縄文メニューも味わえますよ

函館で温泉というと湯の川温泉が有名ですが、湯の川温泉以外にも谷地頭温泉、川汲温泉、恵山温泉など数多くの温泉があります。

中でも2021年7月に垣ノ島遺跡と大船遺跡が世界遺産となった旧南茅部町にある「大船温泉上の湯ひろめ荘」は、道南地区では非常に珍しい乳白色の硫黄泉が特徴的です。

函館市街地から30kmほど離れた山奥にポツンとある温泉ですが、函館市街地の方に住んでいる人も多くやってくるため休日はとても込みあう人気の温泉施設です。

銭湯価格なのに上質のお湯に

ひろめ荘は宿泊施設ですが、日帰り入浴も行っています。

湯の川温泉の日帰り入浴は1000円以上するところも多い中、ひろめ荘の日帰り入浴料金はなんと450円!

街中の銭湯と同じ価格ながら、ホテルのお風呂名のでシャンプーやボディーソープ、ドライヤーも完備されていますよ。

浴槽は内湯が3つと露天が2つあり、内湯は無色透明の重曹泉です。

さらりとしたお湯が特徴で身体の芯まで温まります。

宿泊者専用の浴室もこのお湯です。

道南では珍しい乳白色の湯

ひろめ荘のお湯で特徴的なのは露天風呂の乳白色の硫黄泉。

日の光によって乳白色のお湯が少し青っぽい色に変わったりするので、その日の気候によっていろいろな色が楽しめる神秘的なお湯です。

屋根がある方がぬるめ、ない方が熱めのお湯となっています。

私有地で立入禁止という看板があるため非常にわかりにくいですが、ひろめ荘の下の方には大船温泉下の湯があります。

管理している人の許可を得れば入ることが可能で、こちらは源泉温度そのままのお湯なので非常に熱いお湯に入ることができますよ。

温泉通な人はこちらの方が好きなようです。

ひろめ荘オリジナル縄文メニュー

ひろめ荘にはレストランと軽食コーナーがありますが、レストランは土日限定で、団体客が入った場合営業が休止となるため高確率で営業していないことが多いです。

もう一つの軽食コーナーは通年で営業しています。

縄文文化で町おこしをしている函館市南茅部地区。

軽食コーナーでは、土日祝日に限り“縄文ラーメン”というひろめ荘オリジナルのラーメンがあります。

スープはとんこつベースで、そこに昆布出汁を追加したものなのであまり縄文感はありませんが、縄文時代にラーメンがあったらというイメージで作ったようですよ。

続々登場新縄文メニュー

当初は、土日祝日限定のラーメンのみでしたが、世界遺産登録に合わせ新縄文メニューの縄文丼が登場しました。

南茅部産の真昆布、海老、あさり、ごぼう、くるみを使ったかき揚げ丼です。

地元の海の幸と山の幸をミックスしたまさにこの辺りの縄文人が食べていただろう食材を使ったかき揚げですね。

1日限定20食のようなのであまり遅い時間に行くと品切れの場合もあるのでご注意ください。

ひろめ荘では入浴と食事がセットになったセット券があり、セット券で縄文ラーメンや縄文丼といった縄文メニューもお得に食べることができます。

乳白色のお湯が心地よいひろめ荘は、これから寒くなってくる時期には最適な日帰り入浴スポットですよ。

■大船温泉上の湯ひろめ荘

【住所】北海道函館市大船町832-2

【アクセス】JR函館駅から函館バス南茅部経由鹿部行きに乗車し、臼尻中学校下で下車徒歩30分(1日5本 ※一部南茅部支所乗り換え便あり)

【日帰り入浴料】450円 ※食事とのセット券は1000円(縄文メニューも食べられます)

この記事を書いた人

コイチ

気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
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179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww

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