雲海というとトマムリゾートの雲海テラスが全国的にも有名です。
雲海テラス以外でも標高の高い山の上へ行くと見ることができます。
そんな雲海ですが、札幌市からも近い空知地方の歌志内市でも見られるというのはあまり知られていません。
雲海テラス料金が少し高いため見に行くのを躊躇していた方、自分で車を運転しないといけないですが神威岳展望台は無料です。
雲海以外にも星空、夜景、ご来光全て見られるため雲海テラス以上の絶景が楽しめる『神威岳展望台(かもいだけ)』を紹介します。
スキー場の展望台
神威岳展望台は、歌志内市にある“かもい岳スキー場”の頂上にある展望台です。
冬はスキー場になりますが、無積雪期は展望台として上まで車で行くことができます。
札幌市内から高速道路を使って1時間30分くらいの所です。
日中は空知平野の展望が楽しめるところで空知地方の町並みや樺戸連山などが見られます。
夜は夜景が綺麗
この辺りは滝川市など比較的住宅が密集している町が多いため、夜は夜景を楽しむ事ができます。
空知平野の夜景も十分綺麗なのですが、ここで注目したいのは反対側の歌志内市の夜景です。
歌志内市は日本一人口の少ない市で、炭鉱で栄えていた頃は5万人近い人口がありましたが現在は2900人まで減ってしまいました。
そんな人口の少ない町の夜景ですが、9~10月にかけては神秘的な現象のおかげで非常に珍しい光景が楽しめます。
雲海と夜景と星空のコラボ
歌志内市は、炭鉱の町の為谷を削られて市街地が形成されました。
その独特な地形のおかげで温度差がある9~10月にかけて谷に雲海ができ、街の灯りと雲海が重なる雲海夜景が楽しめます。
街灯りがそれほど明るくないため空には満天の星空も楽しめます。
ただし雲海夜景は深夜0時過ぎくらいにならないと見られませんのでご注意ください。
雲海とご来光
夜にできた雲海は午前7時くらいまで残っています。
そのため日の出の午前6時前後は雲海がとても良い状態で、天気が良ければ朝日と一緒に撮ることもできます。
標高467mという低山ながらこのような光景が見られるのは神威岳のみです。
しかも上まで車で行けるので、と車の運転が出来れば簡単に見ることができます。
朝日に照らされた幻想的な光景
早朝にしか見られない光景ですが、札幌や近隣自治体から多くの人がやってくるため結構賑わっています。
現状では観光地化がされていないため、宿泊施設でのツアーなども行っていないので自力で行く以外方法はありません。
歌志内市内にはチロルの湯という温泉施設が唯一の宿泊な所です。
遠方からやってくる人はチロルの湯で宿泊して、ちょっと早起きをして雲海を見に行きましょう。
■神威岳展望台
【住所】北海道歌志内市中村
【アクセス】公共交通機関はありません
※一番近いバス停は、JR滝川駅から歌志内経由赤平行きの歌神ですが、雲海が見られる時間にバスの運行がありません
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話