札幌

“キウス周堤墓群”新千歳空港からも近い!世界遺産認定の北海道の縄文遺跡群

北海道と本州の玄関口として多くの人が利用する『新千歳空港』。

新千歳空港のある千歳市には、支笏湖やサーモンパークといった観光地が人気です。

そんな千歳市の市街地から車で15分ほどの所にあるのがキウス周堤墓群。

約3200年前の縄文時代後期に造られたお墓で、2021年7月に世界遺産となり今注目を集めているスポットです。

見学しやすい施設になった

キウス周堤墓群は、昭和54年に国指定史跡となっておりましたが、やや不便な場所にあるためあまり訪れる人もいないマイナーなスポットでした。

この度世界遺産に認定となったためウッドチップの道が敷かれ、雑草の処理がされ見学がしやすくなっています。

これまでは、平日しか開館していない千歳市埋蔵文化センターだけでしたが、史跡駐車場横に案内所を開設しました。

案内所では、キウス周堤墓に関する解説をパネルにて提示しています。

係員がいるのでより詳しい内容を聞くこともできますよ。

ガイドツアーに参加しよう

史跡内には、看板による解説がありますが、より理解を深めるには無料のガイドツアーに参加した方がよいでしょう。

ガイドツアーは、土日は30分毎(平日は1時間毎)行われ、30分程度でキウス周堤墓群の中を見学し解説をしてくれます。

縄文遺跡にあまり詳しくない人は、パネルを見てもあまりピンとこないのでツアーに参加した方がより理解が深まりますよ。

周堤墓とは

周堤墓という言葉はあまり聞き馴染みがないと思います。

周堤墓は、地面を円形に掘り下げ周囲を円形に土に盛った北海道の縄文文化固有の共同墓地です。

世界遺産になっていませんが小樽市、ニセコ町、深川市、斜里町など北海道内各地に点在しています。

そのなかでも、キウス周堤墓は縄文時代最大級の規模で9つの周堤墓が存在しています。

一番大きな周堤墓は外形約83mもありますよ。

道路を横断している

明治時代この辺りを開拓する際に発見されたようですが、当時はアイヌ時代のチャシ跡だと思われていたそうです。

そのため遺跡の真ん中に道路を作ったので、現在のキウス周堤墓付近を通る国道337号線は周堤墓を突っ切っています。

国道337号線は何度か通っていましたが、ガイドツアーの解説が無ければこの情報は全く知りませんでした。

公共交通機関はありませんが、市街地から15分程度なのでタクシー利用でもそれほど金額は行かないと思います。

空港からも近いので、北海道観光の初日や最終日の予定に入れてみてはいかがでしょうか。

■キウス周堤墓群

【住所】北海道千歳市中央2777

【開催時間】9:30~16:00(案内所)

【アクセス】公共交通機関はありません

※一番近いバス停は弥生3丁目でここからキウス周堤墓までは7km

【定休日】11月下旬~4月(積雪期)

この記事を書いた人

コイチ

気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)

179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww

たま~に本州にも出没してます。
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