室蘭・登別・洞爺

「イタンキ海蝕洞窟」近くまで行けるのは年に数回だけ!鳴り砂海岸の奥にある室蘭の秘境

火山灰が丸く綺麗に揃っている海岸で見られる鳴り砂。

室蘭市にあるイタンキ浜は鳴り砂海岸として人気観光地ですが、今回紹介するのはイタンキ浜よりもさらに奥にある“イタンキ海蝕洞窟”です。

見られる時期が非常に限られているため、室蘭市の観光案内に記載されることがない幻のスポットですが、潮位が15cm以下となる大干潮の時のみ見ることができます。

普段は海の中

イタンキ海蝕洞窟は、イタンキ浜から約2km。

最初は砂浜ですが、途中から普段は海の中に沈んでいる岩場となります。

そのためそこら中に海藻やフジツボなどがいるので歩きにくい所になります。

特に海藻類は滑るので注意しましょう。

あまり知られていませんが、このあたりは昆布の漁場でイタンキ昆布というブランドで道の駅で発売されています。

グランドキャニオンのような白壁

室蘭というと鉄鋼の町で工場地帯のイメージが強いですが、この辺りはグランドキャニオンのような白壁の断崖絶壁が続く絶景が続きます。

海岸線を見下ろせる展望スポットもありますが、下から見るのもまた違った迫力があります。

ゴロゴロした岩場は多いですが登ったりするような所は一切ないので、足元さえ気を付ければ特に問題なく進むことができる行程です。

イタンキ浜から約60

イタンキ浜から1時間ほど歩くと穴が開いているスポットが見えてきます。

そこが今回のゴール“イタンキ海蝕洞”。

海蝕とは潮流や波で海岸や改定を少しづつ削り取ることという意味なので、イタンキ海蝕洞は長い年月をかけて潮流と波で削られてできた空間です。

潮位が低い大干潮時にしか陸地からたどり着けない幻の秘境です。

10cm程度なら靴を濡らさずに行けますが、30cmを越えると歩くのが難しくなるので注意しましょう。

潮によって削られた海底洞窟

満潮時は海底に沈んでいるイタンキ海蝕洞。

干潮時は中に入ることもできます。

洞窟は二つの入口があり一つは海につながっているので出入はできませんが、中から見ると小樽市の青の洞窟のような神秘的な光景が楽しめます。

大干潮時しか行けないなかなかその姿を拝むのが難しいイタンキ海蝕洞。

ですがその神秘的な光景をぜひ生で見ておきたい絶景スポットです。

■イタンキ海蝕洞

【住所】北海道室蘭市御前水町

【アクセス】JR東室蘭駅から徒歩90分です

※駅からイタンキ浜までは徒歩30分。そこから先は徒歩以外では行くことができません。

この記事を書いた人

コイチ

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