「何もない春です」という歌詞が特徴的で、大ヒットした森進一さんの“襟裳岬”。
北海道の岬の中でも人気の観光地ですが、その襟裳岬があるえりも町内にハートの形をした湖があると言うのはあまり知られていません。
今回はハート形に見える湖“豊似湖”を訪れてみました。
決してえりも町の春は何もないという訳ではありません。
ナキウサギに出会えるかも
豊似湖は、襟裳岬から北へ約30km、えりも町目黒という地域にあります。
国道336号線に案内看板もあるので迷うことはないでしょう。
駐車場から豊似湖畔までは少し歩きますが、道は整備され距離も短いのでそれほど大変ではありません。
この辺りはナキウサギも生息しているので、運が良ければ早朝や夕方に出会えるかもしれませんよ。
ただヒグマも生息しているので日中以外はあまり来訪をお勧めしません。
オンネトーのような青い湖
湖畔までは駐車場から200mくらいです。
湖畔からだとハートの形が全くわかりませんが、森の中にひっそりと佇む秘境の湖を堪能できます。
人工物は何もなく手付かずの自然が残り、オンネトーにも負けない美しい青色が堪能できるところです。
春先だと木々がまだ芽吹いていない所もありますが、秋に訪れたら色づいた木々と青い湖が美しくみえそうです。
湖を上から見るには登山する必要があります
豊似湖は湖畔を一周できる遊歩道があります。
ちょうどハートの窪みのあたりから登山道が伸びており、豊似湖が一望できる沼見峠へ行くことができます。
登山道ですが道はかなり整備されており、普通の運動靴ならば問題なく歩けるような所です。
一本道なので道からそれなければ迷うこともありません。
日高山脈と太平洋が見える絶景
登山道を登ること20分ほどで沼見峠に到着します。
名前の通り沼が見える峠で、この辺りで登山道は終わりです。
観音岳という山の頂上が見えていますが、笹薮に覆われている道かつ山頂から豊似湖も見えにくいので、わざわざ行く必要はないと思います。
さて肝心のハートの湖ですが、逆向きなのと木々がちょっと多くてハートがわかりにくいです。
でも周りに見える日高山脈の山々や太平洋が目の前に広がる光景はなかなかの絶景です。
簡単に登ることができるので行ってみて損はないと思います。
ハートの形を綺麗に見たい場合は、期間限定で開催しているヘリコプター遊覧もあるようですよ。
■豊似湖
【住所】北海道幌泉郡えりも町字目黒
【登頂時間】駐車場から沼見峠までは2~30分ほど
【アクセス】JR様似駅からJR北海道バス広尾行きに乗車し、日勝目黒で下車
※バス停から豊似湖までは約9kmあります。
【登山適期】5~10月
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話