三国峠は、上川町と上士幌町の境にある国道273号線の峠で北海道内でも最も高い位置にある峠です。
大雪山国立公園内にありその標高1,139mとその標高は、日本新三大夜景が楽しめる札幌市の藻岩山(531m)や新千歳空港から見える苫小牧市のシンボル樽前山(1,022m)よりも高い位置にあります。
そんな標高の高い三国峠からは眼下に樹海が広がる光景が楽しめます。
夏は深緑の緑、秋になると黄色く色づいた見事な光景が待っていますよ。
紅葉の見ごろは9月下旬から10月上旬ごろです。
展望スポットは峠駐車場から少し先
三国峠には駐車場が用意されており観光することができます。
夏季のみの営業ですがカフェも営業しておりちょっとした観光地となっています。
そんな駐車場スポットからも眼下に広がる樹海や紅葉を楽しむことはできますが、三国峠を紹介する観光写真でよく使われている樹海に橋が架かっている光景は三国峠駐車場からは見ることができません。
あの光景が見られるのは三国峠駐車場ではなく少し上士幌側に向かったところに絶景スポットがあります。
撮影スポットは2か所
三国峠から広がる樹海が見られるスポットは2か所。
一つ目は三国峠駐車場から300mほど上士幌町よりに進んだところにある三国峠橋。
ここからは眼下に広がる樹海とナキウサギが生息する標高2,013mのニペソツ山を眺めることができます。
東大雪の広大な樹海を一面に見ることができるスポットです。
三国峠橋周辺には駐車帯はないため三国峠駐車場から歩くことになります。
樹海と橋が見られる深緑橋
もう一つの絶景スポットはさらに上士幌町側に進んだところ深緑橋。
ここが三国峠を紹介する際に登場する樹海と橋が一緒に見られるスポットです。
三国峠駐車場ほど広くはないですが、この辺りにも駐車帯があり車を降りてみることが可能です。
十勝へ向かう三つの峠(狩勝峠、日勝峠、三国峠)の中では、一番交通量が少ないですが、国道なのでそれなりに交通量はあるので橋から見学する際には車に十分気を付けましょう。
下から眺める光景もまた絶景
上から眺める景色が注目されますが、下から眺める三国峠橋もなかなかの絶景です。
自然保護の為トンネルで貫通することができなかったので非常に険しい道なりで道路建設時はかなり大変だったことがわかります。
1994年までは未舗装区間もあり冬季通行止めとなっていた三国峠ですが、現在は全区間舗装され冬季も通行が可能なので冬の銀世界の様子も見ることができます。
公共交通機関利用の場合、旭川と帯広を三国峠経由で結ぶ“ノースライナーみくに号”が1日1往復するのみで三国峠にバス停はなく車窓から見るしかありません。
車を運転しない人にお勧めなのが、ぬかびらユースホステルで開催している三国峠ダウンヒルツアー。
三国峠までマウンテンバイクを運んでもらいそこから糠平温泉まで下っていくというものです。
距離はかなりありますがほぼ下りのみなので意外と楽に糠平まで戻れるので、中々爽快なアクティビティですよ。
■三国峠
【住所】北海道河東郡上士幌町三股
【アクセス】公共交通機関はありません
旭川と帯広を結ぶ都市間バス「ノースライナーみくに号」が三国峠を通過していきます。
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話