函館市内から北へ70km。
酪農と漁業の町八雲町の市街地に北海道とは思えない素晴らしい紅葉スポットがあります。
函館近郊で紅葉というと香雪園や大沼公園が有名で、八雲町が取り上げられることはなく、八雲町民以外にはほとんど知られていない穴場紅葉スポット。
それが「梅村庭園」です。
元々個人の家だったようですが、梅村家の好意により譲り受け整備された庭園として一般公開されています。
2014年には“北の造園遺産”にも認定されました。
入場料は無料
紅葉が美しい京都の庭園や寺院はほぼ有料で人だらけですが、梅村庭園の入場料は無料!
地元以外の人はほぼ来ないため、美しい庭園を貸し切り状態で見ることができます。
梅村庭園自体には駐車場がありませんが、隣の公民館に駐車することが可能なので車の場合はこちらを利用しましょう。
見頃は10月下旬から11月上旬
梅村庭園には、つつじ・桜・もみじ・松などの樹木が植えられています。
春夏秋の移り変わりが楽しめる庭園ですが、特に美しい季節は木々が色づく秋。
道南なので紅葉は少し遅めで、見頃は10月下旬から11月上旬にかけてです。
北海道で紅葉というとナナカマドが大半ですが、梅村庭園ではモミジが多くあり色鮮やかな赤色の紅葉を楽しめます。
紅葉シーズンなのですが11月以降は月曜日と祝日が休園日となるため文化の日(11月3日)は開園していないのでご注意ください。
梅雲亭からの景色も必見
梅村庭園には梅雲亭という茶室があります。
主に八雲町民向けに茶堂教室や会議などで貸し出しをしています。
貸切時は中に入ることはできませんが、それ以外は自由に中へ入ることができます。
池のほとりに建てられている梅雲亭から眺める景色もまた素晴らしいです。
外の景色が反射してみえる漆塗りの漆黒のテーブルも写真映えするスポットですよ。
まるで京都の庭園
梅雲亭内には丸窓もありまさに京都の庭園。
「そうだ京都へ行こう」のCMで有名となった“源光庵”が有名ですが、観光客が大量に来るため紅葉シーズンは撮影禁止になったようです。
梅村庭園は、観光客が来ることはほぼ皆無で空いているため撮影は自由にできますよ。
函館市内から少し遠いですが、なかなか侮れない紅葉スポットです。
郷土資料館にも立ち寄りましょう
車を駐車した公民館には郷土資料館があります。
こちらも無料で木彫り熊をたくさん集めた展示室などが楽しめます。
梅村庭園を訪れた際にはこちらも見学していくことをお勧めしますよ。
八雲町内には他にも秘湯感満載の“おぼこ荘”や船盛で出てくる刺身定食が人気の“金太郎”など侮れないスポット満載なんですよ。
■梅村庭園
【住所】北海道二海郡八雲町末広町151
【アクセス】JR八雲駅から徒歩7分
【開園時間】9:00~17:00(5/1~10/31以外は10:00~16:30)
【休園日】月曜日、11/1~4/30の祝祭日、12/29~3/31
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話