九州の軍艦島など明治時代の産業遺産として注目されている石炭施設。
北海道、特に空知管内は炭鉱で栄えた町で夕張市・三笠市・美唄市・歌志内市・赤平市・芦別市・上砂川町には炭鉱施設が色濃く残っています。
そんな空知管内の炭鉱施設が世界遺産ではないですが、文化庁が認定した日本遺産に認定され注目を集めています。
その中でも赤平市では、市内に残っている住友赤平立坑の内部を公開する施設がオープンしました。
ほとんどが放置されている立坑ですが、観光向けに開放したのは赤平市が初です。
今回は今注目の炭鉱施設“赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設”を紹介します。
資料館は無料
赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設では、展示コーナーと立坑内部ツアーがあります。
立坑内部ツアーは10時と13時30分の2回行われ、有料ですが展示コーナーは無料で見学できます。
展示コーナーは規模としては小規模ですが、実際探鉱作業で使われた作業着などが展示されています。
立坑内部ツアーに参加する前に一通り目を通しておくとよいでしょう。
1日2回開催の立坑内部ツアー
注目すべきは1日2回開催される立坑内部ツアー。
毎回20名の先着順なので、あまりギリギリに行くと定員になっている可能性もあります。
三笠市の奔別立坑も期間限定イベントで開放することがありますが、通年で見られるのは赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設のみです。
殆どの施設が閉鎖から年数が経っているため操業時の様子と異なり、全て撤去してある状態ですが、住友赤平立坑内部は操業当時のままになっています。
立坑内には坑道で算出された石炭を運ぶためのトロッコや線路が並んでいます。
ここまで良い状態で残っているので操業時の様子が思いうかべやすく、異空間のような不思議な光景は一度は生で見ておきたい所です。
立坑内部ツアーは、元炭鉱マンの解説付きなので操業時の様子など詳しく教えてくれますよ。
希望者は自走枠整備工場の見学も
立坑内部ツアー終了後、希望すると自走枠整備工場の見学もできます。
ここでは、かつて石炭採掘に使われた車両などが展示されています。
大型重機や坑道内へ向かうトロッコなどに乗って、機器に触れたり記念撮影することもできますよ。
立坑内部ツアーは、所要時間が1時間10分と長いため立ち寄る際には時間に十分余裕を持っていくことをお勧めします。
■赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設
【住所】北海道赤平市赤平485
【アクセス】JR滝川駅から北海道中央バス芦別行きに乗車し赤平消防署前で下車(1時間に1~2本)
※JRもありますが本数が少ないのでバスの方が便利です
※赤平駅は札幌駅からの高速ふらの号も停車しますので、乗り換えなしで赤平市へ行けます。
【営業時間】9:30~17:00 ※立坑見学ツアーは10:00と13:30の2回
【定休日】月曜日・火曜日
【料金】800円 ※展示室のみは無料
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話