私が「平田こうじ店」を知ったのは、全くの偶然からでした。
その時、自分で味噌を作ってみたいと言う思いがあって、味噌作りに必要なものをネットで探していたら出会ったのが平田こうじ店さんのHP。
96年前の創業で、現在はなんと4代目がお店を切り盛りしているという老舗。
地元産の材料を使って、糀だけではなく味噌も作られているという事で、お店の存在を知ってから、3年越しの初訪問という事になりました。
普通の民家の様な玄関を入ると味噌の香りが♪
普通の民家の様な佇まいの店舗。
重厚な木造りの看板をくぐって店内に入ると、鼻をくすぐる味噌の香り。
冷ケースを覗いてみると、そこには味噌だけではなく、「塩こうじ」や「たまり汁(味噌製造の際に出る発酵調味料)」、「甘酒」もおかれていました。
これらの製品の主な原材料は、全てが地元または北海道産。
「仙年味噌」は、道産大豆ュキホマレと東川米、そして大雪山麓の湧水を使用し、1年間じっくり寝かせた無添加の味噌です。
塩こうじは、東川の一等米を使用した糀から作られ、甘酒は、特別栽培米ゆめぴりかと糀とのコラボなのだそうです。
塩こうじは、お肉や魚にすり込んで半日以上冷蔵庫に置き、それから調理して食べると、旨味が引き出され、身も柔らかくなるそうですよ。
そしてついに、こだわりの糀との出会い!!
さて、この時は、我が家で健康飲料として飲んでいる甘酒を作るために糀を買いに行ったのですが、その糀の姿がありません。
ご主人に聞いてみると、糀は店の奥にあって、量り売りをしているのだという事でした。
店内に貼られたポスターにある様に、東川産の一等米を使って、96年もの間受け継がれて来た伝統の技で作られた糀。
甘酒にしてみましたが、やはり普通の市販品とは違い、深みのある味わいでした。
こちらの糀には、要予約ですが玄米こうじもあり、味の違いを楽しむ事も出来そうです。
東川町を訪れた際には、平田こうじ店で本物の発酵食品に出会ってみてはいかがでしょうか。
お店は、東川町の中心街から旭川に向かって2キロ程走った左手にありますよ(^^
【平田こうじ店】
北海道上川郡東川町西町9丁目1-23
TEL. 0166-82-3301
営業時間:8:00~18:30
定休日:1月1日以外は不定休
この記事を書いた人
hoshiboo
1959年産。
函館で生まれ育ちましたが、キャンプで全道を回るうちに道北の小さな集落に惹かれ
そこに友人も何人か出来てしまって、十数年前に移住。
山間部で家庭菜園を楽しみながら、時々旅している地産地消を推すおっさんです。
ブログ:Hoshiboo Works