礼文島は夏になると300種類以上の高山植物が咲き乱れる花の浮島です。
礼文島でしか見られない高山植物も多く、6~7月にかけて最盛期!
なかでも礼文島南部の知床地区から桃岩まで続く桃岩フラワーロードは、まさに名前のとおり色々な花々が咲く、礼文島に来たら是非とも歩いてみたい道です。
知床バス停から桃岩までは約2時間の道のりとなっています。
利尻山が美しい元地灯台
フェリーターミナルから知床までは路線バスを利用します。
バスを下車したあとは元地灯台までは単調な上り坂を50分ほど歩きます。
最初は花が少なめでちょっと疲れますが、頂上にある元地灯台から利尻山が綺麗に見えたときは、その美しさで疲れが吹っ飛びます。
最盛期は6~7月
桃岩フラワーロードは、元地灯台から先が花のメッカとなります。
5月から9月まで様々花が咲きますが、種類が多いのは6~7月中旬にかけてです。
アップダウンが少し続きますが、道は整備されているため歩きやすいです。
植物を保護するためにもロープの中には決して入らないでください。
海岸線の斜面に咲く美しい花たち
桃岩までは海岸線の上を歩いていきます。
崖の淵もお花畑になっており、ハクサンイチゲ(白色の花)やレブンキンバイ(黄色い花)が群生していて、青い海に映えて目を楽しませてくれます。
崖に咲く花たちは、アツモリソウの見頃が終わったあとの6月中旬から下旬にかけてが見頃です。
貴重な礼文島固有種たち
礼文島ではレブン○○と名がつく礼文島固有種の花が多くあります。
桃岩フラワーロードでは、レブンウスユキソウ、レブンキンバイソウ、レブンコザクラ、レブンハナシノブ、レブンソウ(写真の花)などが見られます。
観光バスのコースになっている桃岩駐車場から桃岩展望台までの間でも花は見られますが、より礼文島の花を散策したい場合は、桃岩フラワーロードを歩くことをおすすめします。
■桃岩フラワーロード
【アクセス(知床側)】香深フェリーターミナルから宗谷バス「知床」行きに乗車し「知床」で下車です。(1日6本)
【アクセス(桃岩側)】香深フェリーターミナルから宗谷バス「桃岩登山口」行きに乗車し「桃岩登山口」で下車です。(1日3本)
※フェリーターミナルまで歩く場合は約3~40分
【見頃】5月下旬~9月上旬(最盛期は6月中旬~7月中旬)
この記事を書いた人:コイチ