オホーツク地方の初夏の花といえば、上湧別のチューリップ、東藻琴の芝桜が有名ですが、これらの見頃が終わった後にピークを迎えるのが津別町のクリンソウです。
津別町は北見市から屈斜路湖方面へ向かう途中にあるので、観光スポットへ行く際に寄り道することもできます。
今回は可憐で美しいクリンソウが楽しめる津別町のノンノの森を紹介します。
湿地帯に咲くピンクの花
クリンソウは、日本原産のサクラソウ科の多年草です。
北海道の他、本州や四国の山間地の湿地などに群生しています。
本州では日光市の中禅寺湖千手ヶ浜が有名ですが、北海道の津別町でも日光と負けないくらいの群生したクリンソウが楽しめます。
例年の見頃は6月中旬からで、約30万株のクリンソウが可憐な花を咲かせます。
クリンソウまつり開催時以外は公共交通機関がありませんのでご注意ください。
歩きやすい散策路もあります
ノンノの森の湿地帯は1ヘクタールにも及ぶ広大な湿地で、湿地帯にクリンソウが咲き誇り、森の中はピンク色に染まり美しくなります。
クリンソウ散策路は木道が整備され、ウッドチップも敷かれているため、とても歩きやすいところです。
湿地帯のため天候によっては虫が多く発生するので、長袖の上着や防虫材を用意したほうが安心できます。
森林セラピーでリフレッシュ
ノンノの森は森林セラピー基地と言われている場所で、森林セラピーはストレスが軽減されるなど科学的に裏付けされている癒しの空間となっています。
有料ですがガイドの方もいるので詳しい説明を聞くことができます。
クリンソウが見頃を迎える土日には、ノンノの森近くにある「ランプの宿森つべつ」でランチバイキングと入浴がセットになったお得なランチもあります。
さわやかな6月のオホーツクを楽しみませんか?
■ノンノの森
【住所】北海道網走郡津別町上里7738
【アクセス】公共交通機関はありません。
※クリンソウまつり開催時にのみ津別バスターミナルから送迎バスがあります。
津別まではJR北見駅から北見バス津別行きを利用です(1日11本)
【クリンソウの見頃】6月中旬~7月上旬
この記事を書いた人:コイチ