鹿児島県からスタートする桜前線は九州、中国、近畿、中部、関東、東北と進み北海道に入ってから道南、道央と進み北の終点は稚内市の稚内公園、東の終点は根室市の清隆寺(せいりゅうじ)です。
稚内の方が先にゴールするので根室の方が遅いため日本で一番最後に桜が咲くスポットです。
今回は東のゴール地点根室市の清隆寺を紹介します。
根室市は日本最東端の町です
札幌から420km、北海道最南端の松前町から720kmも離れているまさに東の果ての町です。
特急列車も高速道路も釧路市までしかなく、飛行場も根室市街地から100km離れた根室中標津空港のため、北海道民でも気軽に訪れることができません。
(稚内の方が行きやすいです)
最東端に咲くチシマザクラ
北海道に咲く桜は、ソメイヨシノとエゾヤマザクラとチシマザクラなどです。
ソメイヨシノは函館近郊に多く道北や道東では見られません。
エゾヤマザクラは全道どこでも見られますが、チシマザクラは主に根室地方で見ることができる桜です。
清隆寺で見頃を迎えるのはチシマザクラで、咲き始めは淡いピンク色、満開になると白くなるので2回楽しめます。
ほかの桜より背が低く横に広がっていきます。
ゴール後ももう少し桜は続きます
桜前線の終着地は清隆寺となっていますが、清隆寺よりも少し東に行ったところにある明治公園にもエゾヤマザクラが咲いています。
チシマザクラは背が低いためお花見には向かないので、お花見ができる最東端は明治公園なのかもしれません。
数は少ないですが納沙布岬にある望郷の岬公園にも桜があるので、日本で一番東の桜はここなると思います。(満開がかなり遅く納沙布地区の見頃は6月になってからです)
清隆寺
【開催場所】北海道根室市松本町2-2
【アクセス】JR根室駅から徒歩10分です
【桜の見所】5月中旬
この記事を書いた人:コイチ