上川地方で一番北にある小さな町のアツいイベント
中川町は旭川市と同じ上川地方の自治体で、旭川市から160km北にある林業が盛んな自治体です。
町の面積の87%が森林に覆われた緑多いところで、晩秋から2月ごろにかけて伐木や造材シーズンで、毎年2月最終日曜日に町の林業従事者が集まり「きこり祭り」が開催されます。
肉一杯でスタミナ満点フードコーナーも充実
焼肉、ベーコン、フランクなど肉類が充実しています。
中川町は道の駅のステーキ弁当が有名で、全国の北海道物産展に出品して人気が出ています。
2019年から道の駅のレストランが日曜日定休となってしまいましたので、祭り当日中川町へ訪れた時はまつりの飲食ブースを利用するのも良いと思います。
力強い漢たちのレース「KIKORI丸太レース」
KIKORI丸太レースは一般男子の部、一般女子の部、きこりの部の3部門あります。
一般男子と女子は雪上の丸太をロープで引っ張るだけなのですが、きこりの部は難易度が高く、普通の人にはまずクリアができないです。
文章だけではわかりにくいので写真付きで案内します。
まずは「がんた押し」です。
「がんた」という道具を3本使って15mの丸太を押していきます。
これは比較的難易度は低めです。
次は「とびずらし」です。
「とび」2本、がんた1本を使って、テコの原理で丸太を3.65mずらします。
簡単そうに見えますがこれが意外と大変みたいです。
最後は「丸太引き」です。
これがこのレース一番の鬼門です。
丸太を「とび」や「がんた」を使ってソリにのせてゴールを目指しますが、そりに丸太をのせることが非常に難しく、この作業を如何に短くするかが勝負の分かれ目となっています。
このレース1回で終了ではなく、決勝まで勝ち進むと4回同じことをしないといけないため、体力が必須な競技です。
無事そりに丸太をのせたらあとはゴールまで20m引っ張るだけです。
ただこのレース途中でリタイアというものがないため、とにかく最後までやりきるようになっています。
かなり苦労しますが優勝すると賞金6万円貰うことができます。
地味なイメージな林業をかっこよくておしゃれということを知ってもらうために「きこり祭り」が開催したようです。
DASH島を開拓するTOKIOの面々はとてもかっこよく、農業や林業は昔よりよいイメージがついていると思います。
中川町のウェブサイトには過去のきこり祭りポスターも掲載していますが、とてもカッコ良くできています。
きこり祭り
【開催場所】中川町保険センター前広場
【開催時期】2月最終日曜日
※2019年は2月24日
【アクセス】JR天塩中川駅から徒歩5分
※始発の特急宗谷利用でもきこりレースに間に合います
この記事を書いた人:コイチ