冬の川湯温泉を楽しむイベント
北海道弟子屈町にある川湯温泉は、北海道有数の湯量を誇る温泉で、硫黄山から流れる温泉川が温泉街にあるため、湯けむりと硫黄の香りが漂う情緒あるところです。
川湯温泉の冬は氷点下10度以下になる日が頻繁にあります。
その極寒の気温を利用した川湯温泉ならではの冬イベントが2月に開催します。
まずは期間中毎日見られるのは「雪あかりの里」です。
川湯温泉の源泉が湧き出る湯の川の、すぐ脇にある森の中にスノーキャンドルが並び、暖かい景色が広がります。
雪の中でアートを楽しむ「雪杜美術館」
川湯神社近くにある森の小径が美術館となる「雪杜美術館」も開設します。
全国のアーチストによる作品が森の中に展示され、雪とライトアップされたアートが独特な雰囲気を醸し出しています。
無料で見ることができます。
ダイヤモンドダストをお手軽に見られる
イベントの名称にもなっているダイヤモンドダストは、氷点下10度以下の快晴の早朝に見られる美しい現象です。
大気中の水蒸気が急速に冷却されるため、雲になる前に氷の粒となり、空中でキラキラと舞う現象です。
川湯温泉は温泉川から立ち上る湯気と極寒の気温のため、ダイヤモンドダストが見えやすい場所です。
川湯温泉では夜に光を当て、夜空の中でダイヤモンドダストを見られるようにしています。
このあたりは冬でも比較的天候が安定しているため、期間中見られる確率は高いです。
冷めた体は温泉で暖まろう
夜に行うイベントのため、見学の場合は基本的に川湯温泉宿泊となります。
網走からも比較的近い場所にあるため、昼間は流氷を見て夜は川湯温泉に宿泊というのもオススメです。
川湯温泉は温泉街と駅前温泉の2種類あります。
温泉街は貴金属が腐食してしまうほどの強酸性泉で、リウマチや疲労回復などに効果があり、駅前温泉はナトリウム炭酸水素泉で美肌効果があります。(写真は駅前温泉のパークウェイです)
どちらも体があたたまるいい温泉なので、是非泊まって冬の川湯温泉を堪能してみてください。
ダイヤモンドダストinKAWAYU
【開催場所】川湯神社周辺
【開催期間】2月
※2019年は2月2日から2月22日
【アクセス】JR釧網本線「川湯温泉駅」から阿寒バス「大鵬相撲記念館」行きに乗車し「郵便局前」で下車です(1日6本)
【御神渡り発生時期】2~3月上旬
この記事を書いた人:コイチ