小樽・積丹

「賀老の滝・賀老高原」ブナ林が美しい北海道有数の秘境の地

最近ヒグマの出没のニュースがよく流れる島牧村は、札幌からの距離は比較的近いところですが、高速道路が車で訪れる場合は時間がかかります。

また、札幌から公共交通機関で行く場合は、岩内と寿都で乗り換えのため5時間位かかる秘境の村ですが、知床のように観光地化されていないため自然がそのまま残っています。

今回紹介する賀老高原には紅葉が美しいブナの原生林と、日本の滝百選に選ばれている賀老の滝があります。

賀老の滝は島牧村のカントリーサインにも描かれています。

市街地から10km以上山の方に向かっていきます。

ヒグマが頻繁に出る地域なので散策の際には十分注意が必要です。

賀老の滝周辺はある程度整備されていますが、訪れる人はあまり多くないので、熊鈴などがあると安心です。

私は狩場山(賀老高原に登山口がある山)で登山をしている時にヒグマを見かけたことがあります。

賀老の滝は上からと下から2つの展望台があるように書いてありますが、展望台からは木が生い茂っているため、上からはほとんど見えません。

滝の展望はイマイチですが、ぐるり一周できる遊歩道があるため、紅葉している時期はこのあたりは美しいので、散策としては最適です。

ヒグマ出現率は知床よりも高いので、十分注意する必要はあります。

賀老の滝は駐車場から高低差100mほどの階段を下りていきます。

行きは下りのみなので楽なのですが、帰りはひたすら登り階段です。

ウッドチップが施されてとても歩きやすいところで駐車場から行きは20分、帰りは30分かかります。

途中に展望台がありますが、展望台からはあまり景色が良くないので河川敷の方まで行くと綺麗に見えます。

ウッドチップはなくなりますが、道は歩きやすいところです。

天気のいい午前中はしぶきで虹を見ることができますが、午前11時の時点では日陰になってしまったため、見ることができませんでした。

相当早く着かないと見られないようですので、早朝出発か前日に島牧村に泊まらないと厳しいかもしれません。

今回は賀老高原だけでしたが、島牧村には固有種がたくさん咲く山、綺麗な海岸、気持ちのいい温泉と自然を楽しむことができるところです。

■賀老の滝

【アクセス】札幌駅から北海道中央バス「高速いわない号」に乗車して、「岩内ターミナル」で下車し、ニセコバス「寿都」行きに乗り換え、「寿都ターミナル」で下車し、ニセコバス「原歌」「栄浜」行きに乗り換え、「賀老通り」で下車です。(寿都から島牧方面のバスは日曜日運休です)

賀老通りから賀老高原までは14kmあります。

島牧ユースホステルでレンタサイクルを借りることができます。

この記事を書いた人:コイチ

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