10月17日に初雪が観測されてから、降っては溶け降っては溶けと、季節の進みも一進一退だった旭川。
とうとう今朝は、カーテンを開けると一面真っ白の景色が広がっていました。
そんな中、旭川駅から徒歩15分ほどのところにある神楽岡(かぐらおか)公園へ散策に行きました。
徒歩15分というと、そんなに遠くないイメージかもしれませんが、雪道で、しかも除雪(道民は雪はね、雪かきといいます)のされていない道は足も思うように進まないうえ、無駄に体力を消耗します…。
何はともあれ、神楽岡公園に到着。し、白い…!
夏は青々と木々に囲まれた爽やかな遊歩道も、もうさすがに真っ白。私の前に歩いてくれた人の足跡の上をそのまま進みます。朝一番に来た人は大変だっただろうと感謝の念を抱きつつ。
歩いてすぐに『コンコンコンコン…』という音が頭上から。上を見るとキツツキが木を叩いています。
夏に来た時に、親鳥がせっせと育てていた子かもしれません。まだ小ぶりな体で一生懸命餌となる虫を、樹皮を剥がし、木に穴を開けて探していました。
そこからすぐのところで、『コリコリコリコリ…』という音が、また上から聞こえます。
今度はエゾリスがお出迎え。
木の実をコリコリ食べていたようです。最初は私に気が付かず食べることに夢中でしたが、足音やカメラのシャッター音などに反応し、木の上へ登っていきました。
この公園には多くの野鳥や、リス、キツネが多く棲みつき、散歩する人の憩いや、アマチュアカメラマンたちの修練の場になっています。
季節季節で動植物が変化していくので、何度通っても楽しい公園です。
夏はキャンプ場も公園内にあるため、本州から来るキャンパーたちは、キツネを見ると大喜び。
今年は春先に子どもが産まれたため、巣の周りにはカメラマンたちが群がっていました。
神楽岡公園は約41ヘクタールの敷地がある、広い公園です。
ただ一周するだけで1時間以上かかります。
冬は遊歩道などもちろんなく、雪に閉ざされた空間になりますが、スノーシューや長靴で準備を整えて散策するのも楽しいと思います。
思いがけない出会いがあるかも?
野生動物が多く住む空間なので、ごみのポイ捨ては厳禁。餌やりもご法度です。
自然の中でたくましく生きる彼らの姿をぜひ見てください。
この記事を書いた人:ちゃりこ