札幌の“オータムフェスト”、旭川の“北の恵み食べマルシェ”、函館の“グルメサーカス”に続く北海道第四の食イベントが帯広市にて開催されます。
毎年9月最初の金土日の3日間開催される「とかちマルシェ」。
歴史はまだ浅く2011年からのスタートとなりますが、年々規模が大きくなり出展ブースも増えてきています。
現在は帯広駅北口から南公園一帯を屋台ブースで埋め尽くされます。
オータムフェストよりも安い
北海道で食イベントというと札幌市の“オータムフェスト”がメディアでも大々的に特集されますが、年々提供金額が高くなっており観光客以外あまり気にしなくなっているのが現状です。
ここ「とかちマルシェ」はオータムフェストとは異なり、殆どのメニューが500円以下ととってもリーズナブルです。
オータムフェストで全く同じ商品が出ていることもありますが、とかちマルシェで買うと500円なんてものも多いです(オータムフェストだと800円くらいします)。
十勝のグルメ大集合
旭川市の“北の恵み食べマルシェ”は道北を中心としたメニューなのに対し、とかちマルシェは十勝地方を中心にしたラインナップとなっています。
中札内村の道の駅で人気の田舎どりのから揚げも500円で販売されていたりと500円商品が多く、どれを食べようか非常に迷ってしまうラインナップですね。
内陸の十勝地方なので主に野菜や肉類を使ったものが多いため、魚関係は食べマルシェより少ないかもしれません。
高校生のブースはもっとお得
とかちマルシェでは、近隣の高校生によるお店が出店しています。
出店する高校は帯広農業高校、帯広南商業高校、清水高校などで一般の屋台よりもさらに安く丼は350円とワンコイン以下です。
帯広農業高校の生徒たちが作る野菜はスーパーよりも安いため開業前から行列ができる人気ぶりで、お昼前には完売になってしまいます。
ちなみに帯広農業高校は「銀の匙」のモデルとなった学校で、作者の荒川弘先生の母校でもあります。
荒川弘先生のファンの方は買ってみてはいかがでしょうか。
音楽イベントもある
とかちマルシェは「食と音楽の祭り」というキャッチフレーズです。
そのため音楽イベントも帯広駅北口特設ステージで開催されます。
十勝といえば中島みゆきさんや吉田美和さんといった大御所がいますが、流石にそんな大物がやってくることはなく地元系のミュージシャンが歌っています。
ただ数年に一度吉田美和さんは池田町のワイン祭りのゲストとなることがあり、その時はチケットが速攻で売り切れてしまう人気ぶりです。
作って食べられるイベントも
とかちマルシェには他の食イベントにはない食の体験コーナーがあります。
人数は限定ですが、搾乳体験、手作りピザ、手作り豆腐など子供も大人も楽しめるイベントが盛り沢山。
ピザや豆腐は作った後食べることができます。
しかもお値段は300円とこれまた500円以下のリーズナブルな価格です。
楽しく作って美味しく食べられるイベントということもあり大人気なので、体験したい人は早めに行った方がよいでしょう。
駐車場が無料
とかちマルシェのいい点は無料駐車場が解放されるという所です。
駅前地下駐車場は有料ですが、市役所や厚生病院が無料駐車場として開放されます。
競馬場に近い厚生病院は駅までの距離が若干ありますが、とかちマルシェ開催時は無料シャトルバスの運行がされるため歩かずに会場へと行けるため便利です。
当初はそれほど規模が大きくなかったですが、年々店舗の数が増え今では1日では回り切れないほど充実してきていますので、帯広に宿泊してとかちマルシェを存分に堪能したいですね。
■とかちマルシェ
【開催】9月第一金土日(2023年は9月1日~3日)
【開催時間】金)17:00~21:00 土)10:00~21:00 日)10:00~16:00
【住所】帯広駅北口・南公園・とかちプラザ周辺
【アクセス】JR帯広駅で下車
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話