中頓別鍾乳洞(中頓別町)・大滝百畳敷洞窟(伊達市大滝区)・カルルス鉱山跡(登別市)。
この3つが北海道3大氷筍だと思っていましたが、実は大沼公園近くに北海道最大規模の氷筍が見られる洞窟があるのが北海道新聞のweb記事で紹介され気になりましたので、早速いってきました。
場所は七飯スノーパークの近く
北海道新聞の記事ではあまり詳しい場所の記載はなく、氷筍というと大半が大滝百畳敷の話題ばかり。
登山レポが若干ありましたので記事を読んでみると、入山は函館地区では最大級のスキー場“七飯スノーパーク”から進んでいくようです。
スキーやスノーボードが得意な人はスキー時から降りていくと近いようですが、下から歩く場合は緩い登り道を4.5km歩かないと行けません。
最初は駒ケ岳や大沼が綺麗に見える絶景の道を歩いていきます。
距離は長いけど難所は無し
氷筍が見られる目的地までは、カルルス鉱山跡よりも距離が長い4.5km。
とても大変そうに見えますが、道南は雪が少ない通行する雪道がスキーやスノーモービルで固められているため、スノーシュー無しでも普通に歩けます。
カルルス鉱山跡のようなラッセル行軍がないため非常に楽です。
たまにスキーヤーやスノーボーダーがすごい勢いで降りてくるので注意する必要はあります。
赤い鳥居跡が見えたらあと少し
これといった目印が無い為4.5kmが長く感じます。
踏み固められた雪道をひたすら歩いていくと赤い鳥居跡があります。
昭和35年まで精進川鉱山は稼働しておりかつては学校もあったようなので、恐らく神社もあったんでしょうね。
鉱山跡洞窟へは急な下りなので足元に注意
赤い鳥居を過ぎると採掘された崖に出てきますので、そこが目的地の精進川鉱山です。
ここまで林道歩きでしたが、最後は数メートル斜面を降ります。
踏み跡が階段の様になっているので歩きやすいですが、斜度はそこそこあるので足を滑らせないように注意しましょう。
奥までびっしりとある氷筍
精進川鉱山跡の洞窟はこれまでの所とは異なり非常に大きいです。
奥までもかなり続いており大きな氷筍が無数にできています。
洞窟内凍結はあまりしていないですが、氷筍が足元に無数にあるため歩きにくいです。
また観光向けの所ではないため明かりも一切ありませんので、ライト無しで奥まで行くのは非常に危険です。
3m以上にも成長する氷筍
奥まで行かなくとも手前に大量の氷筍があります。
数千にも及ぶ氷筍も大きいものだと3m以上の高さにもなりますよ。
七飯町まで行くのが若干遠いですが、大沼公園や函館といった人気観光地の近くにあるため氷筍以外にも色々楽しめるのがいいですね。
これといった特別な装備は必要ないですが、ストックとグローブを持って行くことをお勧めします。
■精進川鉱山
【住所】北海道亀田郡七飯町東大沼
【アクセス】JR大沼駅から七飯スノーパーク行きを利用し、七飯スノーパークから徒歩1~2時間(本数は少ないですが函館駅からもバスはあります)
【見頃】1月~3月(最盛期は2月)
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話