※氷筍とは洞窟に発生する逆さの氷柱のことで、下に滴り落ちた雫が瞬時に凍りついたものです。
筍のような形状をしていることから氷筍と呼ばれています。
北海道では中頓別町、伊達市大滝区、登別市でみられます。
伊達市大滝区にある神秘の洞窟
北海道で氷筍というと一番有名なのが大滝の百畳敷洞窟です。
一般的なルートが私有地を通らないといけないルートのため、ツアーに参加条件が必須のようになっていますが、私有地を通らずに行けば伊達市的には問題ない為、ツアーに参加しなくても行くことができます。
ただし私有地ルート以外の場所は教えることはできませんが、現地に行くと踏み跡があるのでわかります。
しかし少し急な斜面を降りるため、冬山に慣れていない人はツアーに参加することをお勧めします。
ニョロニョロがいっぱいの洞窟
秘密の入口から洞窟までは約2kmで、30分もあれば問題なく到着できます。
洞窟に近づいてみると、一度は見てみたい冬の素晴らしい光景が待っています。
見た目がムーミンに出てくるニョロニョロに似ていることから、大滝のニョロニョロ洞窟と呼ばれています。
氷筍の量は日本一
中頓別鍾乳洞と異なり、ここには2000本を超える大量の氷筍が現れます。
その氷筍の多さは日本一とも言われているスポットです。
中から外の光と氷筍を一緒に見ると幻想的な光景が楽しめます。
大滝主催のツアーもあります
奥の方に行くと子供の背丈ほどの氷筍もあります。
細くて脆いので決して触ったりしないようにしましょう。
ツアーが来る時間は9時と13時なので、その時間を外せばあまり人はいません。
静かに過ごしたい人は11時過ぎに到着して13時前に洞窟を出発するのがよいでしょう。
最後に冬山に自信がない人、場所がよくわからないという人は、大滝アウトドアアドベンチャーズが主催するツアーに参加するという方法があります。
道具も全て貸してくれて、山道ルートと異なり平坦な道を歩くだけなので誰でも気軽に参加ができます。
値段は少し高いですが、たどり着いた先の光景は忘れられない思い出になること間違いなしです。
大滝アウトドアアドベンチャーズ
【住所】北海道伊達市大滝区優徳町113
【アクセス】JR伊達紋別駅から道南バス大滝、倶知安行きに乗車し、大滝小学校前で下車です(1日8本)
※札幌駅や新千歳空港からの送迎もあります
【開催時期】1月上旬~3月下旬
この記事を書いた人:コイチ