※氷筍とは洞窟に発生する逆さの氷柱のことで、下に滴り落ちた雫が瞬時に凍りついたものです。
筍のような形状をしていることから氷筍と呼ばれています。
北海道では中頓別町、伊達市大滝区、登別市でみられます。
登別市カルルススキー場からスタート
中頓別と大滝の氷筍はツアーがありましたが、登別の氷筍はツアーがないため、自力で行く以外見に行く方法はありません。
スタート地点はカルルススキー場ですが、看板もないためわかりにくいところにあります。
スキー場を歩くのは一瞬だけです。
約4kmの林道歩き
洞窟までの距離は約4kmあり、これまでのスポットで一番遠いです。
また毎日のツアーもなく訪れる人も少ないため、雪が降った次の日は膝までのラッセルとなります。
特に景色も良くなくひたすら単調な林道が続きます。
洞窟まで約2時間
後半は渡渉があったり道がわかりにくかったり、やや迷うところもあるので注意が必要です。
ラッセルがなければ2時間くらいですが、ラッセルがあるとそれ以上かかることもあります。
大きい時は3mを越すことも
洞窟には中頓別や大滝では見られない巨大な氷筍がみられます。
その大きさは175cmの筆者と比べてみたらわかると思います。
ここまで大きな氷筍はいままで見たことなかったため、苦労してやってくる価値はあります。
洞窟内は注意が必要
奥のほうが地熱で暖かいです。
これまで寒かったのでこの暖かさは少し嬉しいですが、あまり奥の方へ行くと川が流れていて危なく、路面も凍っていて滑るので十分注意が必要です。
中頓別、大滝と比べると距離も長く、ツアーもないため初心者にはかなりきついですが、氷筍の大きさはここが一番大きく見ごたえがあります。
カルルス鉱山跡洞窟
【アクセス】JR登別駅から道南バス登別温泉行きに乗車し、登別温泉でサンライバスキー場行きに乗車しサンライバスキー場で下車です(1日4本)
【開催時期】1月上旬~3月下旬
この記事を書いた人:コイチ