2019年8月30日、北海道へのインバウンド需要をより多く受け入れるため、新千歳空港国際線ターミナルビルが拡張開業しました。
その内部を紹介していきます。
新千歳空港国際線の運航状況
国際線ターミナルビルは、商業施設が充実した国内線ターミナルビルと連絡橋で接続し、フライト前の時間を有意義に過ごすことができます。
東アジアの航空会社を中心に31社20都市(2019年9月末現在)を結び、冬季にはさっぽろ雪まつりと北海道のパウダースノーへの需要から、カンタス航空のメルボルン線とフィンランド航空のヘルシンキ線が運行予定。
先進技術を取り入れ拡張された出発ロビー
拡張工事によりチェックインカウンターは55ヶ所から74ヶ所に増加、保安検査場も5ヶ所から9ヶ所へ増備。
保安検査レーンは従来、1人が完了するまで次の人は待たなければならない構造でしたが、「スマートレーン」の導入により、複数人での同時通過が可能となり、利便性が向上しました。
ファミリー層にとっては大変ありがたい設備です。
航空機から2次交通への乗り換えがより便利に
ターミナルビル直下を道道130号線が通り、千歳市内、札幌、苫小牧各方面へ速やかに移動できる構造になっており、各方面への路線バスや高速バスがターミナルビルを発着します。
レンタカー各社の窓口も充実し、レンタカー駐車場への送迎も行なっています。
国内線ターミナルビル地下にはJR新千歳空港駅があり、一度も外に出ることなく札幌駅へ行くことが可能です。
出国前の準備をサポートする充実したサービス
国際線ターミナルビル内には外貨両替所、各種銀行ATM、海外電子マネーチャージ機、ワーキングスペース、ラウンジが完備されています。
日本は現金主義ですが、海外ではキャッシュレス決済が主流の地域もあるため、日本円を海外通過に替えそのまま海外電子マネーにチャージできる機械があるのは大変便利です。
2020年1月にはターミナルビルに隣接したホテルが開業します。
早朝便の前泊などに便利です。
■新千歳空港ターミナルビル
住所 千歳市美々
電話番号 0123-23-0111(空港総合案内6:20~23:00)
定休日 無休
営業時間 施設により異なる
この記事を書いた人:シュガー