桜前線は九州からスタートしますが、紅葉前線は北海道からスタートします。
最初は9月中旬の大雪山からスタートし、函館市街地の11月上旬までと、北海道では長い期間紅葉を楽しむことができます。
高地にある大雪山は色鮮やかかつ空の色も綺麗なので、一度は見てみたい絶景スポットです。
少し登山をしなければいけませんが、苦労して見る紅葉は満足いくものですよ。
絶景スポットへは登山口から20分ほど
今回紹介する大雪山銀泉台は赤岳への登山ルートの途中にあります。
北海道の紅葉ポスターなどでよく使われているスポットで、登山口から2~30分ほど登ったところにあります。
銀泉台というバス停はありますが、バス停からは紅葉は少ししか見られないので歩く必要があります。
それなりに山道なので普段運動をしていない人はキツいかもしれません。
綺麗なのは第一花園と第二花園の中間地点
その年の寒暖差によって見え方が異なってきますが、赤・オレンジ・黄色・緑色とりどりの木々が楽しめて思わず息を呑みます。
9月が暑すぎるとここまで綺麗にならず、またいきなり霜が降りたりすると一気に枯れてしまったりするのでなかなか難しいものです。
第三雪渓付近も綺麗な紅葉スポット
俗に言う銀泉台というスポットは第二花園あたりで終了なのですが、余力がある人はこのまま赤岳山頂まで頑張ってみましょう。
途中には雪渓もあり、運がよければチングルマやエゾノツガザクラといった高山植物が咲いていることもたまにあります。
このあたりも紅葉が綺麗で、目線の高さに赤や黄色といった美しい光景が楽しめるので疲れを癒してくれます。
赤岳へは登山口から約3時間30分
途中急な斜面もありますが、人も多く比較的歩きやすい道なので、ある程度歩きなれている人なら難なく登ることができます。
秋シーズンなので可憐な高山植物の花々は少なくなっていますが、夏に訪れると高山植物の女王コマクサなども楽しむことができます。
旭岳周辺ではあまり見られないチョウノスケソウやウルップソウといった激レア高山植物もあるので、機会があれば夏にも訪れて欲しいスポットです。
2000mの山頂から見る大雪山の山々
赤岳山頂からは大雪山の雄大な景色を望むことができます。
荒々しい山肌に広がる緑や紅葉が圧倒的な光景です。
体力に余裕があれば黒岳や旭岳まで縦走して表大雪の山々を満喫してみていはいかがでしょうか?
層雲峡始発の銀泉台行きバスに乗車すれば、黒岳も旭岳も日帰りで縦走できますよ。
■銀泉台
【住所】北海道上川郡上川町
【アクセス】JR上川駅から道北バス「層雲峡」行きに乗車し、「層雲峡」で下車です。
層雲峡からレイクサイト行きに乗車し、レイクサイトで銀泉台行きに乗り換えです。
【紅葉時期】9月中旬
この記事を書いた人:コイチ