7月の暑さと打って変わって、8月は肌寒い日が続き、9月に入れば秋が深まる一方の北海道・旭川。
街路樹に植えられた『旭川市の木』であるナナカマドも日に日に葉を赤く染めていきます。
今回は旭川から少し離れて、隣町、東川町にある『北海道の屋根』と呼ばれる、大雪山連峰の主峰、旭岳へお出かけです。
旭川駅前から旭岳の麓へは、一日4本バスが出ています。
所要時間は一時間超かかりますので、計画はしっかり考えて。
また、山は平地より寒いため、防寒はしっかりと。
天気の急変に対応できるよう、雨具も必需品。
装備も十分整えて、いざ出発!
旭岳は道内でも最高峰の山で、標高は2291mです。
路線バス『いで湯号』に乗り、終点まで行くと、ロープウエイ乗り場に到着します。
ロープウエイで10分ほど上っていくと『姿見駅』に着きます。
姿見駅から『姿見の池』まで、一周できる遊歩道があり、脇には高山植物が生えています。
平地では見ることのできない不思議な植物を見ながら、約30分程度歩くと『姿見の池』に辿り着きます。
『姿見の池』の名の由来は、旭岳の姿を池に映し出すことから名づけられたそうです。
が、それも天気次第。
今回は、残念ながら途中から雲の中に入ってしまい、姿見を見ることは叶いませんでした。
姿見の池から少し離れたところには、噴気孔があります。
周囲は硫黄の匂いがしますが、観光客に人気のスポット。
自撮り棒を出して、ポーズをとる人の姿が目立ちました。
姿見の池に出る少し手前のところでは、穴から湯気が出ているところも。
ここは地熱が他より高いため、花の咲き方が早かったりするそうです。
ここから旭岳へ登る人は登山道へ。
今回は準備が足りないことと、雲に覆われ、視界不良なことから山頂行きは断念。
散策路をぐるっと回って、再び『姿見駅』に戻ってきました。
そしてまたロープウエイに乗り込み、下界へ。
眼下に広がる紅葉は、なんとも美しい眺め。
乗客からも歓声が上がっていました。
麓の駅付近にも散策路があるので、歩き足りない方はそちらもオススメ。
また、そのまま道路沿いを歩いて旭岳温泉へ向かうのも良いかもしれません。
日帰り入浴ができる施設もあります。
道中、寄り道で『駒留の滝』に立ち寄るのも手。
紅葉以外にも旭岳周辺には散策スポットが数多くあります。
ぜひ、そちらにも足を運んでみてくださいね。
平地では、今年は早くも雪虫が飛び始めたようです。
雪虫を見ると10日前後で雪が降るといわれています。
山の方でもそろそろ初冠雪かという声が聞こえてきています。
訪れる際には入念な準備をして、旭岳の大自然の色彩を味わってください。
この記事を書いた人:ちゃりこ