すずらんは初夏の北海道を代表とする花で、北海道の自治体ではすずらんを市町村の花(札幌市、恵庭市、帯広市など)としていますが、野生の状態でたくさん咲いているところは少ないです。
そんな貴重なすずらんの群生地を楽しむことができるのが日高地方の平取町にあります。
毎年5月下旬から6月中旬まで約1ヶ月間限定で解放される平取町のすずらん群生地を紹介します。
日本最大のすずらん群生地
約15万ヘクタールのすずらん群生地は、日本最大の広さです。
かつて多くの人が足を踏み入れたことによって絶滅の危機になりましたが、徹底した保護管理により、現在は自然の状態に戻りたくさんのすずらんを楽しむことができます。
ずらん群生地に一歩足を踏み入れるとよい香りがします。
背丈の低い花なので上から撮るとただの草にしか見えません。
可愛らしい可憐な花
白樺の木立に囲まれた観賞用散策路から白く可憐な花が見られます。
背丈が低いためしゃがまないと白い花は楽しめません。
しゃがんでみると白く可愛らしい花があたり一面に咲き誇り、見事な光景が楽しめます。
香りも良いので心地よい気分になります。
すずらんは毒草なので要注意を
北海道の花スポットでは必ずその花を使ったソフトクリームがあるのですが、すずらんだけはどこに行ってもソフトクリームがありません。
その理由は全草に毒があるからです。
新芽が行者にんにくと似ているため、間違えて中毒を起こす人もいます。
すずらんアイスはありませんが、平取町では平取産完熟トマトを使ったアイスがあります。
トマト独特な青臭い味はなく、程よい酸味とミルク味がマッチして美味しいので、平取町に訪れた時はぜひご賞味ください。
芽生すずらん群生地
【住所】北海道沙留郡平取町芽生
【アクセス】公共交通機関はありません
※すずらん鑑賞会開催中の土日のみJR富川駅から無料送迎バスを運行
【見頃】6月上旬~中旬
この記事を書いた人:コイチ