北海道北部、稚内市の近くに浮かぶ礼文島。
夏には平地でも数々の高山植物が咲き、別名「花の浮島」とも呼ばれます。
この記事では、礼文島の代表的なスポットを2つ紹介します。
礼文島で一番海がきれいに見える「澄海岬」
香深(かふか)港のフェリーターミナルから車で30分ほど、島の北西部に位置するのが「澄海(すかい)岬」です。
その名前の通り、天気が良ければ澄み切った海を見ることができます。
「礼文島で一番海がきれいに見えるスポット」とも言われています。
私が訪れたとき(7月中旬)は幸いにもお天気に恵まれ、とてもきれいな海を目にすることができました。
写真では少しわかりにくいですが、北海道にいるにもかかわらず、まるで沖縄のようなコバルトブルーが広がっていました。
周辺にはいくつか売店があります。
なんと、トドの串焼きが売られていたので、おそるおそるチャレンジしてみました!
少し獣臭さはありましたが、とても肉厚でした。
「澄海岬」のアクセス
・住所:〒097-1201 北海道礼文郡礼文町船泊西上泊
・アクセス:香深フェリーターミナルから車で約30分
・駐車場:無料
・時間:24時間
丘の緑と海の青のコントラストが美しい「桃台猫台」
フェリーターミナルから南西方向に20分ほど車を走らせて到着するのが「桃台猫台」です。
「桃岩」と「猫岩」という、二つの特徴的な岩を見ることができます。
丘の真ん中にたたずむ、桃のように見える岩は、「桃岩」と言われています。
また、海上にある、猫の後ろ姿のように見える岩は「猫岩」と呼ばれます。
これらの岩そのものもユニークでしたが、周囲の景色がとても美しいスポットでした。
小高い丘には一面に緑が広がり、また海の青色は、澄海岬にも勝るとも劣らないものでした。
「桃台猫台」のアクセス
・住所:〒097-1201 北海道礼文郡礼文町香深字元地
・アクセス:香深フェリーターミナルから車で約20分
・駐車場:無料
・時間:24時間
礼文島は植物の宝庫!
ここまでに紹介したスポットでも、またその道中でも、特徴的な花をたくさん見ることができました。
パッと目を引く、黄色の大きな花は「エゾカンゾウ」。
礼文島を始め、道北地方に固有の花です。
見頃は6月頃で、島の至るところで目にしました。
ピンクの花は「ハマナス」。
桃台猫台の周辺にたくさん咲いていました。
これ以外にも、本州ではなかなか見られない花や、礼文島に固有の花も咲いています。
冷涼な気候のため、本州では高山植物に分類されるような花々が平地で咲いているのです。
花や植物に詳しい方はもちろん、きれいな花やかわいらしい花を見るのがお好きな方も、きっと楽しめることと思います。
この記事を書いた人:マリ