稚内市で温泉が出たため、温泉としては最北ではないですが、温泉街としては日本最北となります。
豊富温泉の「油風呂」とも呼ばれることもある特徴的な湯は、まさに油の匂いなので初めての人はびっくりするかもしれません。
しかしアトピーなどに効果があることが話題となり、全国から湯治客がやってくる人気の温泉地です。
日帰り入浴できるところがいくつかあります。
今回は日帰り専門の豊富温泉ふれあいセンターを紹介します。
豊富温泉は匂いがかなりきついため、一部の宿泊施設ではあえてろ過や加水を行っています。
しかし「豊富温泉ふれあいセンター」では、源泉をそのまま使用した湯治用の浴場があります。
せっかく日本最北の温泉街のちょっと変わったお湯に浸かりに来たのなら、是非源泉100%のお湯に入れるふれあいセンターに入ってみてください。
浴場は湯治客専用浴場と一般客専用浴場の2箇所に分かれていますが、一般客でも両方の浴場に自由に入ることができます。
ただし離れているので、浴場間を移動する場合は一度服を着ないといけません。
まずは豊富温泉がどんな温泉か知るために、一般客専用浴場へ入ってみましょう。
湯治客専用浴場よりも熱いお湯で、広い浴槽なので大勢の人がはいれます。
湯治客用浴槽より濾過されているため、やや匂いがマイルドになっています。
それでも湯上りは肌がスベスベになります。
匂いに少し慣れてきたら、湯治客専用浴場の源泉に入ってみましょう。
濾過されていな源泉のため、油膜も張り濃そうなのがひと目でわかります。
湯治用なのでぬるめになっているお湯はゆっくりと入り、豊富温泉を思う存分楽しむことができます。
ただし匂いがかなりきついので、時々外の空気を吸わないと気持ち悪くなるかもしれません。
湯治客専用浴場に入った時の注意点は、湯上りの際に体をよく洗わないと、バスタオルや服が石油臭くなるのでご注意ください。
でも肌にはとてもいいので、豊富温泉に来たのなら源泉に入ってみることをお勧めします。
■豊富温泉ふれあいセンター
【住所】北海道天塩郡豊富町字温泉
【アクセス】JR宗谷本線「幌延」駅から沿岸バス「豊富」行きに乗車し、「豊富温泉ふれあいセンター」で下車です(1日6本)
【営業時間】8:30~21:00
【入浴料】510円 ※沿岸バスの萌えっこフリーパス利用で割引になります。
【定休日】元旦、毎年4月10日前後の4日間
この記事を書いた人:コイチ