石北峠の手前、北見市留辺蘂町にある温根湯温泉。
道の駅もありドライブの際の休憩ポイントにもなっている所です。
そんな温根湯温泉には、山の中としては珍しい水族館があります。
その名称は、「北の大地の水族館」です。
規模は小さいですが、日本一と世界初がある水族館として話題になっています。
日本初の滝つぼ水槽
水族館に入って直ぐ目に入るのが目玉ともなっている“滝つぼ水槽”。
実際に滝つぼの中に入って泳ぐ姿はなかなか見ることはできません。
水槽の中に滝を作り激流を生み出すことによって、本来の力強い泳ぎをする魚たちを見ることができます。
魚は生息しやすい場所や産卵場所を常に探しているため、わずかな川の変化にも敏感に感じるようです。
その修正をうまく利用した自然そのものを再現した水槽です。
世界初の凍る水槽
北見市留辺蘂町は内陸に位置するため、冬は北海道内の中でもかなり寒い所です。
そんな極寒の地なので川も凍ってしまう極寒の地です。
とはいえ川の表面は凍っても中は水量が流れており、魚たちがたくましく生きています。
写真は夏季に撮影したものなので水面が凍っていませんが、冬季に訪れると水面が凍りつきます。
この水槽は世界初冬に凍る川を再現した水槽です。
真冬の北海道の凍った川底でじっと寒さに耐えて泳ぐ魚たちの姿から北の大地に生きる生命のたくましさが伝わる施設です。
温泉水で育つ熱帯の魚たち
温根湯温泉にある水族館なので、温泉水を使った水槽があります。
その水槽には北海道には絶対生息していない熱帯に住む淡水魚たち。
ピラルクなどのアマゾン川に生息する巨大魚や東南アジアの熱帯雨林に生息する淡水魚たちなど珍しい魚たちを見ることができますよ。
週三回のみ実施の“いただきますライブ”
2023年6月よりこれまでコロナ渦のため中止していた、北の大地の水族館の目玉イベント「いただきますライブ」が再開しました。
北の大地の水族館では、40匹のイトウを飼育しておりその飼育数は日本一です。
そんなイトウに、生きているニジマスを与えて捕食するシーンを間近で見ることができます。
ただ毎日ではなく火木土の週三回のみの開催で時間も14時30分からの1回のみです。
10分程度で終わってしまうのでお見逃しのないように注意してくださいね。
日本一と世界初のある水族館
規模は小さいですが日本一と世界初の二つがある水族館。
北の大地の水族館は、日本で唯一の水族館プロデューサーによってプロデュースされた水族館です。
新江ノ島水族館や池袋サンシャイン水族館など話題性の高い水族館を作っている方です。
規模は小さいですが、展示内容が凝縮されておりなかなか見ごたえのある水族館ですよ。
■おんねゆ温泉 北の大地の水族館
【住所】北海道北見市留辺蘂町松山1-4
【アクセス】JR北見駅から北海道北見バス「道の駅おんねゆ」行きに乗車し、終点で下車
【営業時間】8:30~17:00(11~3月は9:00~16:30)
【休館日】4/8~4/14、12/26~1/1
【入館料】670円
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話