余市町から積丹岬へと進む途中にある古平町。
たらこの製造が日本トップクラスという水産業が盛んな町です。
国道229号線沿いには飲食店が立ち並びウニ漁解禁時期には大いににぎわう所。
大半の人が国道229号線を通り積丹岬へと向かいますが、古平町には積丹半島を横断する道道998号線という交通量もあまり多くない道道があります。
今回のスポットは国道ではなく道道沿いのとある神社が知る人ぞ知る桜スポットとなっています。
市街地から3kmほど離れた神社
その神社は、国道から3kmほど山間へと進んだ所にある明和神社。
歴史の浅い北海道にある寺社仏閣は簡易的で質素なものが多く、地域の人の信仰を集める心の拠り所というよりかは集会所のような会合の場に使われることも多いとも言われています。
明和神社の辺りに集落はなく農業組合法人の事務所があるのみです。
灯籠に鳥居に狛犬に手水舎に石畳の参道といずれも設備は新しく、本殿が施錠されているため中を見ることはできません。
見頃は5月中旬ごろ
桜は参道と神社敷地を取り囲むように100本近くが植栽されています。
山間にあるため市街地よりも桜の見ごろは遅く、例年5月中旬ごろに見頃を迎えます。
本数は100本くらいですが、小さな敷地に密集して桜が植えてあるので満開の時に訪れると辺り一面桜の森となっているのでとても綺麗です。
密集度は後志地方トップクラスだと思われるのですが、知名度が非常に低い穴場的桜スポットなので人が来ることは殆どありません。
駐車場がないのでご注意を
参道以外にも桜がありとても見応えのある明和神社ですが、神社専用の駐車場がありません。
そのため見学の際には道道沿いに路上駐車となりますが、交通量はそれほどないので短時間ならば問題はないと思います。
桜がとても綺麗なスポットですが特に桜祭りなどの開催はなく、出店なども一切ないため純粋に桜だけを堪能するスポットとなっています。
神社自体も参道が220mほどしかない小さな神社なので30分もあれば見学時間は十分でしょう。
道内トップクラスの美しさ
鳥居を覆いつくしてしまうほどの満開の桜。
知名度はかなり低いですが、満開時の明和神社の美しさは北海道の桜スポットではトップクラスです。
函館や静内など北海道でも有名な桜スポットが終了した後に見頃を迎えるので、GWは忙しくて桜を見逃してしまったというに人にもお勧めできます。
後志道が余市町まで開通したため、札幌方面からの往来もぐっと近くなった古平町へ満開の桜を見に行ってみませんか。
■明和神社
【住所】北海道古平郡古平町浜町556
【アクセス】JR小樽駅から北海道中央バス「美国」行きに乗車し、「古平浜町」で下車徒歩35分
【見頃】5月中旬
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話