特急列車も停車するJR生田原駅前にある生田原温泉ホテルノースキング。
1991年に開業したホテルで旧生田原町内では数少ないホテルです。
北見方面へと向かう国道242号線沿いにあるので車でのアクセスもしやすいですね。
少し遠軽方向に戻りますが、小さな集落なのに大行列が起きる安国地区の“のぶりん”というラーメン屋さんがあります。
近くへ来た際にはこちらもぜひとも寄り道したいところですね。
ノースキングの由来
このホテルの名前になっているノースキング。
日本語に訳すと北の王様、なぜこんな変わった名前がついているのでしょうか?
その答えは温泉とは反対側の山にある“北の王鉱山”から名付けられています。
こちらの鉱山は、紋別市の鴻之舞鉱山、長万部町の静狩鉱山、下川町の珊瑠鉱山に次いで北海道で四番目の採掘量があり、当時は映画館や病院などもあるとても大きな鉱山町だったようです。
この鉱山名の北の王の英語にしたものがノースキングなのです。
現在も遺構が残っている
生田原町の歴史を語るに外せない北の王鉱山ですが、閉山したのは昭和18年と戦前なので当時の様子を記録した資料もあまり残っていないことからあまり詳しく知っている人は少ないようです。
閉山から80年経過していますが、山の中には今も北の王鉱山の遺構が少し残っています。
金の分析所の基礎部分は樹木が生い茂っている夏季でも見ることができますが、森の奥に眠る精錬所跡は草木があまりない11月下旬から4月下旬ごろなら見られますよ。
ph8.8の強アルカリ泉
生田原温泉から湧き出る温泉はアルカリ性低張性冷鉱泉です。
旧生田原町が最初に掘り当てた温泉で、地下300mから毎分300リットルもの冷鉱泉が湧き出ています。
ノースキングには露天風呂はありませんが、高温湯、低温湯、泡ぶろ、薬湯、水風呂すべてに冷鉱泉を利用しています。
ph8.8の強アルカリ性のお湯なので入ったときにとてもすべすべする美肌の湯です。
特に水風呂は源泉そのものなので、高温湯やサウナなどで火照った体をシャキッと引き締めるのにおすすめですよ。
地方では珍しい岩盤浴
温泉入浴料とは別料金ですが、地方では珍しい岩盤浴の施設もあります。
ノースキングの岩盤浴は天然ラジウム鉱石が使用されており、秋田県の玉川温泉の岩盤浴を再現しているようです。
ラジウム鉱石を使用している岩盤浴なので、呼吸するだけでラジウムエマナチオンが吸収され癒されることができますよ。
ホテルなので宿泊も可能で1泊2食付きで8500円からあります。
紋別へ65km、網走へ88kmなのでここを拠点にオホーツク観光をするのもありだと思いますよ。
■生田原温泉ホテルノースキング
【住所】北海道紋別郡遠軽町生田原871-4
【アクセス】JR生田原駅から徒歩1分
【日帰り入浴時間】10:00~22:00
【入浴料】600円(岩盤浴とのセット1300円)
【宿泊】1泊2食付き8500円~
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話