小樽市祝津とオタモイを結ぶ小樽海岸自然探勝路。
現在はルートから消えてしまっていますが、祝津側から登山し下赤岩山頂上手前から岩と岩の間を通る白龍胎内巡りというコースがあります。
入口の地図からは消えてしまっていますが、今でもそのスリリングな道と絶景を楽しむため多くの人が利用している登山コースです。
目印はうっそうとした草陰にひっそりとある鳥居でこちらに入っていきます。
ロープを使って登る
鳥居をすぎるとやや草が生い茂った道を下っていきます。
小樽海岸自然探勝路と比べると歩きにくい道ですが、北海道の山にはここより酷い登山道が沢山あるのでここはまだ歩きやすい道です。
数百メートルほど下ると白龍胎内巡りの本番で、ここからロープを頼りに上まで登っていきます。
後ろに人がいる場合は、足元の石を落とさないように歩きましょう。
一気に高度が上がる
急な斜面を登っていくため一気に高度が上がっていき、眼下に青く美しい小樽海岸と鋭く尖った岩塔を見ることができます。
写真だけ見ると断崖絶壁を歩いているような雰囲気ですが、普通に歩いていれば滑落することはないごく普通の登山道です。
洞窟にお地蔵さま
ロープを登り終えると洞窟があります。
個々の洞窟には小さな祠とお地蔵さまが祀られています。
ちょっとした休憩スペースもあるのでここで一休みするとよいでしょう。
洞窟から望む絶景
高所恐怖症でなければ洞窟内から海岸を除くことができます。
暗闇の洞窟から明るい外が見え、小樽海岸の青く輝く海がますます綺麗に見えます。
白龍胎内巡りの中でここが一番の絶景ポイントですよ。
先に行けそうに見えますが、崖なのでロッククライミング上級者でない限りは行かない方が無難です。
白龍胎内巡り名物のはしご道
洞窟を過ぎると白龍胎内巡り名物のはしご道が始まります。
やや急な登り道に梯子が置いてあるちょっと変わった道です。
梯子の横にロープがあるので四つん這いにならなくても登れます。
一人ずつゆっくりと登っていくのが無難です。
ラストはとても危険です
梯子を登り終えると展望の良い岩場に出てきます
ここでほぼゴールですが、この先垂直に立てられた階段とさびたワイヤーが集まった何とも心もとない道を登った先の大黒岩頂上にご神体があります。
かなり危険な道の為大半の人がここで終了としています。
ご神体自体はこの先にある下赤岩山頂上から見ることができるのでそこから見ましょう。
ご神体は下赤岩山頂上から見ましょう
先程の岩場から少し進むと小樽海岸自然探勝路と合流します。
鳥居から合流地点までだいたい1時間程度です。
合流地点から数メートル進むと下赤岩山の展望台です。
ここからは小樽海岸や小樽市街地、さらには札幌都心部や雄冬岬とパノラマな風景が楽しめます。
先程パスして見られなかった大黒岩のご神体もここからバッチリです。
全くの初心者の人ではつらいかもしれませんが、ある程度登山をしている人でしたら問題なく登ることができますよ（八剣山や黄金山が余裕で登れる人なら大丈夫です）。
■白龍胎内巡り
【住所】北海道小樽市祝津4丁目
【アクセス】JR小樽駅から北海道中央バス『おたる水族館』行きに乗車し、終点で下車徒歩5分（1時間に2～3本）、鳥居まで徒歩で約30分
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています（笑）
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま～に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ：北海道よりみち話
