道央自動車道“滝川インター”を降りて富良野方面に向かう国道38号線沿いにある東滝川という地域。
滝川市街地から少し離れた住宅街ですが、ここに開店してからわずか1時間で完売してしまうことも多い蕎麦屋があります。
そのためいつ通ってもやっていないそんな印象をもっている滝川市民もいる幻の蕎麦屋“手打そば加々家”。
YAZAWAファンの店主が作るこだわり蕎麦
市街地から離れたお店ながら開店前からお客さんが並んでいます。
地元の札幌ナンバー(滝川市は札幌ナンバーです)の他、旭川や帯広といった他地域のナンバープレートも並ぶので、地元以外にもファンが多いお店です。
店内に入ると目に入るのがYAZAWAグッズ。
こちらのお店の店主さんが矢沢永吉さんのファンらしく、色々と飾ってあります。
ちょっと厳ついこわもてのちょい悪親父風の風貌なんですが、見た目とは違って繊細なそばを打っていますよ。
幌加内産そば粉を使用
加々家の蕎麦は日本一の蕎麦の産地“幌加内町産”のそば粉を使用した十割蕎麦です。
蕎麦本来の風味や味わいを楽しんでもらいたいということで、十割で提供しているようです。
冷たい蕎麦、温かい蕎麦、せいろ、ぶっかけ、セット種類が豊富にあります。
一般的なメニューが多いですが、一つだけちょっと気になる名前のメニューが存在します。
それがぶっかけの所にある“四季ほろくら蕎麦”。
ほろくらは昔の東滝川の地名
四季ほろくら蕎麦は、海老天、玉ねぎ天など具材が色々入った冷やし蕎麦。
物凄く細く切られた蕎麦はまさに芸術的な仕上がり。
しかもつなぎの入っていない十割蕎麦はぼそぼそしているものが多いですが、加々家の蕎麦はのど越しよく食べられますよ。
温かい蕎麦よりも冷やしの方が蕎麦の香りが楽しめますね。
気になる“ほろくら”とは一体何なのか、実は答えが店内にあるんですが“ほろくら”というのは昔の東滝川の地名。
漢字で書くと幌倉で、現在の東滝川駅もかつては幌倉駅という名前だったようです。
今も駅前に幌倉神社というのが残っているのはその名残ですね。
セットメニューもある
豚丼、天丼、寿司6貫のいずれかがついてくるセットメニューもあります。
蕎麦だけではちょっと物足りないという人向けのメニューです。
かけ蕎麦やもり蕎麦が870円なのでプラス330円でご飯ものがついてくるお得なセットですね。
開店後次から次へと人がやって来て私が行った日はわずか40分で完売してしまいました。
一応営業時間は16時30分までとなっていますが、13時過ぎに営業していることはほぼありません。
開店時間が11時30分と比較的遅く遠方からでも食べに行きやすい時間なので、お昼を滝川で食べた後に富良野方面へドライブっていうルートもお勧めですよ。
■手打そば加々家
【住所】北海道滝川市東滝川町1-2-6
【アクセス】JR滝川駅から北海道中央バス「芦別」行きに乗車し、「東滝川」で下車(1時間に1本)
※札幌から富良野へいく高速ふらの号も東滝川で乗降できます。
ここで下車して再び富良野方面に行くことができます。
【営業時間】11:30~16:30
【定休日】水曜日
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話