「留萌本線・留萌駅」2023年3月31日でラストラン！激安海鮮に美味しいグルメもある留萌駅前をぶらり散策

函館本線の深川駅から日本海側の留萌駅までを結ぶ留萌本線。

深川留萌自動車道が開通し、車でのアクセスが格段に向上したため利用者が激減してし石狩沼田から留萌までの35.7kmが2023年3月31日で廃止となることになりました。

まもなく廃線ということで多くの人が留萌駅を訪れますが、すぐに折り返してしまう人も多くあまり留萌周辺を散策する人は少ないです。

そんな留萌ですが、繁華街が駅から離れていますが駅周辺でも散策を楽しむことができるので紹介します。

北海道では貴重な駅そば

首都圏だと主要な駅には必ずある立ち食い蕎麦ですが、北海道では駅ホーム内にあるのは札幌駅のみです。

駅舎の中に蕎麦屋がある所は多かったのですが、駅業務も縮小化しほとんどのお店が閉店してしまい残っているのは旭川、新得など数えるほどです。

そんな中で留萌駅では今も営業している貴重な立ち食いそば店です。

結構人気があり列車利用者よりも多く、お昼時は多くの留萌市民でにぎわっています。

留萌らしい“にしんそば”なんかもメニューであるので観光で訪れた人にもうれしいですね。

留萌本線廃止後は道の駅へ移転が予定されているようです。

駅前自由市場を覗いてみよう

北海道の観光地市場というと札幌二条市場、函館朝市、小樽三角市場などが有名ですが、これらの市場には地元民はまず行くことはありません。

留萌駅前にある自由市場は古い建物が怪しく感じますが、近海物の魚が非常に安く購入することができるので地元民に大人気です。

量が多いので車でないとちょっと難しいかもしれませんが、ここで売られている海鮮丼もかなりお買い得なので覗いて損はないですよ。

留萌で人気のラーメン店

留萌駅のロータリー付近に雑居ビルの1階を改装した“海栄”というラーメン店があります。

11時30分の開店前から並んでいる人がいる留萌で一番人気のラーメン店です。

ラーメンも美味しいですが、ここへ来たら食べておきたいのがチャーシュー炊き込みご飯。

とろける柔らかチャーシューがたっぷりと入った炊き込みごはんで、甘いたれとご飯の相性も良くて箸が止まらなくなる一杯です。

30分くらいでなくなってしまうのでこれを食べたい人は開店と同時に行くのがいいでしょう。

留萌市のソウルフード“豚ちゃん焼き”

留萌駅前の交差点を右へ曲がった沿岸バスの留萌駅前停留所隣にある「大判焼」。

看板がないため正式なお店名は不明(留萌市民も名前は知らない)ですが、ここで昔から売られている豚ちゃん焼きは留萌市民のソウルフードとして愛されています。

ほんのりとカレー味がする豚ひき肉入りの大判焼で豚の形をかたどっています。

読み方は「ぶたちゃんやき」です。

「とんちゃんやき」ではないのでご注意ください。

留萌産小麦ルルロッソを使ったパスタやラーメンが食べられる

駅前交差点をまっすぐ進み六差路を左に曲がった所にある“夢カフェ”。

留萌産小麦ルルロッソを使ったパスタやラーメンを食べることができるお店です。

駅前の海栄は豚骨系こってり味ですが、こちらのラーメンは甘えびをふんだんに使った海鮮系の味が楽しめます。

海老以外にもホタテやタコなど留萌自慢の海の幸がたっぷりと入っているので海鮮系のラーメンが好きな人はこちらがお勧めです。

食後に天塩町にある宇野牧場の濃厚ソフトクリームで〆るのもいいですね。

留萌本線のグッズもあるお勝手屋“萌“

留萌駅のすぐ裏に道の駅がありますが、最初にできた物産館は駅前六差路前のお勝手屋“萌”。

留萌市近郊の物産品を多く取り揃えており、道の駅店舗よりも品ぞろえが多いです。

留萌本線の各種グッズや今回の廃止以前の増毛駅や羽幌線に関する商品なんかも取り揃えています。

鉄道グッズを集めている人は覗いてみてもいいかもしれませんね。

午前中の便はすぐに折り返しができますが、ここは一本後の列車に乗車して留萌駅周辺を散策してみてはいかがでしょうか？

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