JR釧網本線(せんもうほんせん)は名前の頭文字の通り、釧路と網走を結ぶローカル線。
網走エリアでは、流氷が見られる車窓。
そして釧路エリアでは、雄大な釧路湿原が見られる車窓といった北海道を代表する景色を楽しむことができます。
そんなJR釧網本線の釧路から6駅目にある“茅沼駅(かやぬま)”は、ちょっと変わった駅として有名です。
日本で唯一タンチョウがやってくる駅
茅沼駅は周りに商店も何もなく、数軒の民家だけがあるひっそりとした駅ですが、なんとこの駅タンチョウヅルがやってくる駅なんです。
国鉄時代まだ茅沼駅にも駅員がいたころ、駅員がタンチョウヅルに餌付けしていたことがきっかけでこの駅にタンチョウヅルがやってくるようになりました。
現在は無人駅となってしまいましたが、タンチョウヅルの餌付けは地域住民の方の手によって続けられているため、今でも茅沼駅にはタンチョウヅルがやってきます。
夏より冬の方がいる確率が高い
釧路地方では通年タンチョウヅルを見ることができますが、夏場は釧路周辺よりも根室周辺にタンチョウヅルたちが移動していることが多いのでいない時もしばしば。
タンチョウヅルをより確実に見たい場合は、夏よりも冬の方が茅沼駅にやってくる可能性が高いですよ。
特に冬はSLの運行もあるのでタンチョウヅルとSLという釧路らしい素敵な光景が見られるのもこの駅ならではです。
タンチョウヅルとSLを一緒に撮ろう
タンチョウヅルとSLを一緒に撮る場合は、駅の反対側にある農道から撮るのがお勧め。
駅到着前にSLが汽笛を鳴らす際、驚いてタンチョウヅルが飛ぶことがあるので、運が良ければ羽根を広がて大空へと向かうタンチョウヅルとSLが一緒に撮れるかもしれませんよ。
茅沼駅には、以前は温泉があったので列車の時間待ちをするのにちょうどよかったのですが、現在は閉鎖されてしまったため、列車で訪れた場合茅沼駅で長時間待つことになる可能性もあるのでご注意くださいね。
■茅沼駅
[JR釧網線]
釧路⇒東釧路⇒遠矢⇒釧路湿原⇒細岡⇒塘路⇒茅沼⇒標茶…川湯温泉…知床斜里…網走
釧路駅から6駅目
1日上下8本
この記事を書いた人
コイチ
気が付いたらアラフォー。
大泉洋と同じ高校出身な北海道在住の旅人ですww
北海道内179市町村の温泉・登山・お祭りめぐりと
北海道内でイッテQみたいなことしています(笑)
179市町村しょっちゅう出かけているのは、恐らく自分とブギウギ専務くらいww
たま~に本州にも出没してます。
西でも東でもない変わった食文化がある名古屋が最近のお気に入り。
ブログ:北海道よりみち話