毎年4月に斜里町と羅臼町を結ぶ国道334号線開通前の道を歩くイベントがあります。
羅臼コースが午前出発、ウトロコースは午後出発ですが、知床峠が開通していないため1回で両方参加するのは不可能です。
今回はウトロコースを紹介します。
全景がはっきり見える羅臼岳
本来は知床峠手前3km地点から知床峠までの往復6kmなのですが、天候によってスタート地点は変わることが多いです。
過去に数回参加していますが、本来のコースは一度も歩いたことがありません。
知床峠の見学はできるようになっています。
風が強く非常に寒いですが、夏よりも霧の発生率が低いため、羅臼岳が山頂まで綺麗に見えることが多いです。
近くて遠い国後島
知床峠からは国後島も見えます。
空気が澄んでいるので国後島も高確率で見ることができます。
かなり運がいいと流氷が羅臼沖に残っていることもあり、流氷と国後島が一緒に見ることができます。
近くに見えますが、現在はサハリン経由でないと行けないため、近くて遠い島です。
記念撮影スポットあります
雪壁が人型にくりぬいてあるため、中に入って記念撮影することができます。
ここに入って楽しむ人の様子は毎年道内ニュースで流れています。
全国ニュースではないですが、テレビに映るかもしれませんよ。
雪壁見ながらウォーキング
道路沿いに積雪量を測る標識があるので、参加した年の高さがわかります。
風が強いところなので雪は意外と積もらず、最大積雪量は5~8mくらいです。
知床峠付近よりも少し下へ降りたところが多いです。
除雪のデモンストレーション
GWに向けて国道334号線の開通を目指すため、日々除雪作業が行われています。
コースの最後に除雪のデモンストレーションが見られます。
市街地でも夜中に除雪風景は見られますが、ここまで豪快に雪を吐き出さないため迫力があります。
除雪は通常知床峠なのですが、天候によって場所が変わることがあります。
(私が参加したときは峠が強風だったため下で行われていました)
歩き終わったあとは自然センターで海鮮汁の提供があります。
ウトロ側は鮭とたらとかにが入っていて、冷えた体を温めるのに最適です。
知床雪壁ウォーク・ウトロコース
【アクセス】JR知床斜里駅から知床自然センター行きに乗車し、知床自然センターで下車です(1日3本)
【開催時期】4月中旬
【受付時間】知床自然センター12時集合
※2019年度は4月14日に開催
この記事を書いた人:コイチ