宗谷本線の名寄から先は一気に本数が少なくなります。
音威子府から稚内までは大幅に削減されてしまい、普通列車が3本、特急列車が3本と廃線になる札沼線や、石勝線夕張支線並に本数が少ない路線です。
幌延町内では町内にある下沼、上幌延、南幌延、安牛、雄信内、糠南、問寒別の7つの秘境駅をめぐるスタンプラリーを実施しています。
今回は7駅の中で一番特徴のある糠南駅をご紹介します。
札幌から315km北へ向かったところにあります。
旭川の場合は始発の普通列車で到着し、2時間後に折り返しがきますが、札幌からの場合は一度幌延まで特急で行き、旭川方面の列車で戻らないといけません。
しかも糠南駅に到着したあと6時間列車が来ないとんでもないところです。
この駅は駅舎が物置ということをメディアで紹介されたため、一躍有名になりました。
物置は狭く2人入ったら定員オーバーになってしまいます。
駅舎の中には糠南駅を特集した漫画がありました。
10時2分で到着した場合は2時間後に折り返しがきますので、この作者さんのように問寒別駅まで2km歩いていくこともできます。
12時15分で到着した場合は6時間以上待ち時間があります。
おもてなしが受けられれば楽しい時間が過ごせますが、それがない場合はちょっと暇をもてあますかもしれません。
ホームからは牧場しか見えませんが、駅前から少し離れたところに民家が1軒あります。
駅のそばに住む方が、時々訪れる鉄道ファンを招いて食事を振る舞いこともあるそうです。
2016年と2017年はここでクリスマスパーティーも行われたそうです。
町も協力しているイベントなので、2018年度も行われるかもしれません。
気になる人は幌延町のウェブサイトをこまめにチェックして見てください。
参考までに幌延町内秘境駅に停車する列車の時刻表です。(2018年10月現在)
■糠南駅
【住所】北海道天塩郡幌延町字問寒別
【アクセス】JR宗谷本線糠南駅で下車です。
各主要都市からの始発便で糠南へ訪れた場合の時刻です(2018年10月現在)
旭川6:03→名寄7:54→糠南10:02
札幌7:30→幌延(乗換)11:45/11:47→糠南12:15
稚内5:20→糠南6:47
この記事を書いた人:コイチ